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金は上値重く サポート下抜けに注意


金先物市場 概況(2020年10月19日~10月23日)

NY金先物は23日、前週比1.2ドル(0.06%)安い、1905.2ドルで取引を終えました。

一時、1,936ドルまで上昇しましたが、週末にはほぼ週の始値付近まで下げています。

週前半には、米国の追加経済政策への期待が高まり、金価格は押し上げられたものの、週後半にかけては与野党協議の難航が伝えられ、金は売られやすくなったとみられます。

米大統領選を前に、実績を作りたいトランプ政権、それを阻止したい民主党、民主党案への譲歩のしすぎを懸念する上院共和党など、様々な思惑が、追加経済政策の成立を遅らせているようです。

一方で、新型コロナの感染拡大や、ドル指数の低下が、金価格の支えとなったとみられます。


今週の金価格見通し

25日時点で、新型コロナウイルスの感染確認は、196以上の国・地域で4,269万人以上に広がり、死者は115万人以上に上っています。

感染拡大による景気下押し懸念は、引き続き金の安全資産需要を支えているとみられます。

今週は、各国中銀の政策金利発表や、第3四半期GDP発表があります。景気見通しが良くなれば、金価格の下げ材料に、悪くなれば上げ材料になりそうです。

また、米追加経済政策の動向にも、引き続き注目しておいた方がよさそうです。

先週の週足チャートは、一時転換線を上回ったものの、終値は転換線と基準線の間まで戻しました。今週の目安としては、基準線1880.5ドルを下抜けると、雲の上限1670ドル付近へ向けて下げていく可能性もある一方、転換線1926.1ドルを上抜ければ、一段高くなる可能性が高まりそうです。

一方、先週の日足チャートは、一時、基準線・転換線を上抜けたものの、終値は両線を再び下回り、実体の小さい陰線で引けました。値位置は弱く、当面は上値が重い展開が続きそうです。今週も、1870ドル~1930ドルのレンジ内での動きとなりそうです。ただ、サポートとなっている上向きのトレンドライン1893~1903ドル付近を大きく下抜けた場合、9月の安値1851ドルを試す動きが予測されます。


注目の経済指標、イベント(10月26日~10月31日)

* 10月26日(月) 独10月Ifo景況感指数、米9月新築住宅販売件数

* 10月27日(火) 米9月耐久財受注、米10月CB消費者信頼感指数

* 10月28日(水) 米MBA住宅ローン申請件数、カナダ10月中銀政策金利

* 10月29日(木) 日銀10月政策金利、米新規失業保険申請件数、米7-9月期実質GDP 

* 10月30日(金) ユーロ圏7-9月期実質GDP、米9月PCEデフレータ、米10月シカゴ購買部景気指数

* 10月31日(土) 中10月製造業PMI、CFTC 金先物 週間投機筋ポジション


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遠藤 結香

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