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コーン投資の基礎知識


トウモロコシの歴史


とうもろこしの起源は、中米や南米のアンデス地域が有力と言われています。メキシコでは、約8万年前のものとみられるとうもろこしの花粉粒が発掘されており、紀元前3000年頃には栽培が始まったと考えられています。

かなり昔から利用されていたんですね。

西洋諸国へは、15世紀にコロンブス探検隊が西インド諸島で発見して、スペインに持ち返ったのが最初と言われています。16世紀には中国などに持ち込まれ、日本にもポルトガルから長崎に持ち込まれたと言われています。


世界の三大穀物

現在、世界では年間10億トンを超えるトウモロコシが生産され、「小麦」「お米」とならんで世界の三大穀物と呼ばれています。三大穀物のうち、最も生産量が多いのはトウモロコシ(約11.0 億トン)で、次いで小麦(約 7.6 億トン)、コメ(約 4.9 億トン)の順番となっています。

注目すべきはその増加率で、1960 年代初頭と 2019 年を比較すると、小麦とコメは約 3 倍ですが、トウモロコシは約5.5倍と、人口の伸びを大きく上回っています。



トウモロコシの用途は?

私たちの実際の生活では、トウモロコシは“食べる”という用途以外にはイメージがつきにくいですが、日本でも世界でも、トウモロコシは、家畜の飼料として用いられる量が圧倒的に多くなっています。次いで多いのは燃料用のエタノール需要で、食用や澱粉糊などの割合は、合わせて1割程度となっています。 

人口の増加による家畜需要の増加や、「カーボンニュートラル」燃料としての利用の広がりによって、世界のトウモロコシ需要は大きく伸びているようです。


トウモロコシ価格の変動要因


トウモロコシ価格の主な変動要因は、「供給」「需要」「在庫」です。

「供給」面の材料としては、米国や中国、ブラジル、アルゼンチンなどの主要生産国の天候や作付状況などがあります。「需要」面の材料としては、米国や中国、EUなど主要消費国の景気動向などがあります。また、需給バランスの結果としての在庫状況も、価格変動要因として注目されます。

以下で少し詳しく見ていきましょう。


天候相場(4-9月)=供給主導の相場

生産量・消費量ともにトップの米国の場合で見てみます。

米国では、トウモロコシの生産期間である4-9月期は、生産動向が価格変動の主要因となる「天候相場」となります。

ポイントは、「作付面積」と「作柄確定までの天候」です。

「作付面積」については、3月末に米農務省(USDA) が発表する「作付意向面積」や、6月末の「確定作付面積」などのデータも参考になりますが、作付時期の天候や、大豆など競合作物の価格などもトウモロコシ価格に影響を与えることがあります。

また、トウモロコシの単収増加につながる、生育時期の良好な気候条件は、トウモロコシ価格の弱材料に、逆に悪天候は強材料になる傾向があります。


需給相場(10-4月)=在庫主導の相場

作柄が概ね確定し、在庫量(+南半球の生産状況)と消費量のバランスで価格が動くのが、トウモロコシの「需給相場」です。

ポイントは「在庫動向」と「需給動向」です

「在庫動向」については、USDAが四半期ごとに発表する「全米穀物在庫」や毎月発表の「世界農産物需給予測」が参考になります。中でも「期末在庫率(期末在庫÷消費量)」は注目され、トウモロコシの場合、期末在庫率が15~20%で適正水準、15%を下回ると逼迫状況にあると言われています。

「需給動向」については、飼料需要に影響を与えるUSDAの発表する肥育牛頭数や豚頭数や、エタノール需要に影響を与える原油価格なども注目されます。

ちなみに、バイオ燃料は原油価格が60ドルを超えると採算がとれると言われていますので、今年はそれほど多くなさそうですね。

また、中国の生産・消費動向や、ブラジル・アルゼンチンの生産動向も、需給相場に影響を与える要因として注目されています。

まとめると、こんな感じです。


これで、今、大注目のコーン投資の基礎はばっちり!? 今後のトウモロコシ価格にもご注目下さい!


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遠藤 結香

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