1. HOME
  2. ブログ
  3. 金は上値重く 安値を試す展開も?

金は上値重く 安値を試す展開も?


金先物市場 概況(2020年10月12日~10月16日)


NY金先物は16日、前週比19.8ドル(1.03%)安い、1906.4ドルで取引を終えました。

前週のプラス分がほぼ相殺された形です。

米大統領選前の追加の経済対策実施は難しくなったとの見方が広がり、インフレヘッジ先として買われていた金は、逆に売られやすくなったようです。

また、IMFが2020年の経済見通しを上方修正したことで、追加経済対策の規模が小さくなるとの見方も、金相場の重石となったとみられます。

13日には、新型コロナワクチンの治験がストップしたと伝えられたことなどにより、安全資産として米ドルが一気に買われ、ドルと逆の値動きになりやすい金は大きく売られる場面もありました。

今週の金価格見通し

18日時点で、新型コロナウイルスの感染確認は、196以上の国・地域で3,974万人以上に広がり、死者は111万人以上に上っています。

感染拡大による景気下押し懸念は、金の安全資産需要を支えているとみられますが、安全資産として金よりもドルが選ばれやすくなると、金価格は下押しされる可能性もあります。

一方で、米追加経済対策について、民主党のペロシ下院議長は18日、大統領選前の成立を楽観していると発言しており、今週、協議に進展があれば、金価格はやや戻すかもしれません。


先週の週足チャートは、転換線に上値を抑えられたものの、基準線に支えられ、陰線で引けました。今週の目安としては、基準線1880.5ドルを下抜けると、雲の上限1670ドル付近へ向けて下げていく可能性もある一方、転換線1926.1ドルを上抜ければ、一段高くなることも考えられます。

一方、先週の日足チャートは、基準線・転換線を下抜け、週末には転換線付近で、陰線で引けています。再び雲を下回り、当面は上値が重い展開が続きそうです。今週は、基準線1917ドル付近が上値抵抗となる一方、上向きのトレンドライン1884-1890ドル付近がサポートとなりそうです。ここを下抜けた場合、9月の安値1851ドルを試す動きが予測されます。


注目の経済指標、イベント(10月19日~10月24日)

* 10月19日(月) 中7-9月期実質GDP、中9月小売売上高

* 10月20日(火) ユーロ圏8月経常収支、米9月住宅着工件数

* 10月21日(水) 英9月CPI/PPI

* 10月22日(木) 米地区連銀経済報告、ユーロ圏10月消費者信頼感指数、米新規失業保険申請件数 

* 10月23日(金) ユーロ圏10月製造業・非製造業PMI

* 10月24日(土) CFTC 金先物 週間投機筋ポジション


よろしければ、応援クリックもお願いいたします!


(Visited 99 times, 1 visits today)

 

 

重要事項

 

当サイトは、一般的な金融リテラシーの知識向上に役立てていただくことを目的としています。よって、株式等の金融商品を助長する趣旨はなく、金融商品等の勧誘や媒介を目的としたものではありません。
当社(株)さくらインベストは商品先物取引業者であり、金融業者(証券会社等)ではなく、当社で株式等の金融商品の取引を行うことはできません。その為、金融商品等の勧誘や媒介を目的としていません。また、金融商品等のメリットを助長し取引を勧めるものでもありません。

【店頭商品デリバティブ取引のリスク・費用などの重要事項】
店頭商品デリバティブ取引(以下、「CFD取引」という)とは、原資産の値動きを反映する銘柄の売り買いの差金の授受によって決済する店頭商品デリバティブ取引であり、当社とお客様の相対で行われる取引です。また、お客様が所定の証拠金を当社に事前に預け入れたうえで行う証拠金取引であり、証拠金の額を超える金額の取引ができる一方、相場の変動により損失が生じる場合があり、証拠金の額を超える損失が生じる可能性もございます。
<リスクについて>
CFD取引は、その取引の仕組みやリスクが取引所において行われる取引所取引とは異なるため、その取引にあたっては契約締結前交付書面および約款等を十分に読み、それら内容をご理解頂き、かつ承諾頂く必要がございます。CFD取引には、銘柄の市場価格が変動して元本を割り込むリスクや、システム機器、通信機器等の故障等、不測の事態による取引の制限が生じるリスクや、少額の証拠金で大きなレバレッジ効果を得ることができ、大きな利益を得る可能性がある反面、多大な損失を被るリスクがあります。また、損失を抑制する目的でロスカットルールが設けられていますが、通貨等の価格または金融指標や商品価格等の数値の変動により、このルールに基づくロスカットが執行されて、損失が生ずることとなる可能性があり、場合によっては、当該損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。主要国での祝日や特定の時間帯において、また、天災地変、戦争、政変、同盟罷業等の特殊な状況下で、当社からのレートの提示が困難になりお客様が保有するポジションを決済することや新たにポジションを保有することが困難となる可能性があります。当社がCFD取引に関連して取引を行うカバー先の破綻等による取引制限、または建玉及び証拠金の移管等により被る損害等の取引先信用リスクがあります。お客様と当社が行う取引については、相対取引として行うものであり、当社が表示する銘柄等のビッド価格(売付けの価格)とアスク価格(買付けの価格)とに差(スプレッド)があります。CFD取引に関連して発生するスワップポイントについては、金利状況により変動するおそれがあります。CFD取引に係る税制および関連法規の変更等により、現状より不利な条件での取引となる可能性がります。CFD取引に含まれるリスクとして上記に掲げられたものは一般的なものであり、リスクとして全てを網羅しているものでありません。

【リスク・費用などの重要事項】
<リスクについて>
商品先物取引は相場の変動によって損失が生じる恐れがあり、また、当社必要証拠金の額に比べて何十倍もの金額の取引を行うため、その損失額は預託している証拠金等の額を上回る可能性があります。

<証拠金等の額とレバレッジ>
商品先物取引は委託に際して証拠金等の預託が必要になります。最初に預託する当社必要証拠金額は商品により異なりますが、2023年6月5日現在最高額は取引単位(1枚)当り1,500,000円、最低額は取引単位(1枚)当り20,000円です。国内商品市場取引の必要証拠金額は、毎週日本証券クリアリング機構にて発表されるプライス・スキャンレンジと同額です(損失限定取引を除く)。ただし、実際の取引金額は当社必要証拠金の額の約20倍という著しく大きな額になります。また証拠金等は、その後の相場の変動によって追加の預託が必要になることがあり、注意が必要です。ただし、その額は商品や相場変動により異なります。
<委託手数料について>
商品先物取引の委託には委託手数料がかかります。その額は商品・約定値段等によって異なりますが、2023年6月5日現在、最高額は取引単位(1枚)当り11,000円(片道・税込)です。

 

【本サイト使用上の留意点について】
本サイトのコンテンツや情報は当社が信用できると考える情報ベンダーから取得したデータをもとに作成されておりますが、機械作業上データに誤りが発生する可能性がございます。また、当サイトのコンテンツや情報において、可能な限り正確な情報を提供するよう努めておりますが、誤情報が入り込んだり、情報が古くなったりすることもあります。当社はその正確性、完全性を保証するものではありません。ここに示したすべての内容は、当社の現時点での判断を示しているに過ぎません。本サイトは、お客様への情報提供のみを目的としたものであり、特定の商品の売買あるいは取引の勧誘を目的としたものではありません。本サイトにて言及されている投資やサービスはお客様に適切なものであるとは限りません。当社は、本サイトの論旨と一致しない他のレポートを掲載している、或いは今後掲載する可能性があります。本サイトでインターネットのアドレス等を記載している場合がございますが、当社自身のアドレスが記載している場合を除き、アドレス等の内容について当社は一切責任を負いません。本サイトの利用に際してはお客様ご自身でご判断くださいますようお願い申し上げます。
<著作権について>
本サイトは当社の著作物であり、著作権法により保護されております。当社の事前の承諾なく、本サイトの一部もしくは全部引用または複製、転送等により使用することを禁じます。