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金は上値重く 米経済対策の遅れで


NY金価格 前日の動き

10月14日のNY金先物は、前日比0.68%上昇し、終値は1907.3ドルとなりました。

一時1917.5ドルまで上げましたが、その後は、やや売りに押された格好です。

米ドル指数がやや低下したことや、米大統領選を巡る不確実性が、金価格の支えとなったとみられます。

一方、米追加経済対策の早期合意は困難との見方が広がったことが、金価格の重石となったようです。


金は上値重く 米経済対策の遅れで

新型コロナウイルスの感染は、8日時点で196以上の国・地域で3,822万人以上に広がり、死者は108万人以上に上っています。

フランス政府は新型コロナの感染拡大を受けて、およそ3か月ぶりに非常事態を宣言し、17日から首都パリなどで、21時~翌6時まで、夜間の外出が禁止されることになりました。なかなか長時間の外出禁止になっていますね。

欧州では、感染拡大が最も深刻なスペインを始め、英国やオランダでも一部の飲食店の影響が禁止されるなど、感染拡大を防ぐための規制が強められています。

新型コロナ感染拡大に加え、ブレグジットを巡る懸念も、金価格のサポート材料となっているとみられます。

一方、米国でも新規感染者数が再び増加傾向にありますが、米追加経済対策を巡る与野党協議は難航しているようです。いつまでやっているんだろう…という気持ちになってしまいます。

民主党と協議を続けるムニューシン米財務長官は14日、「米大統領選前に何らかの合意に至るのは難しい」との考えを示したそうで、大統領選の決着がつくまでは、お互い歩み寄るつもりはなさそうですね。

大規模な経済対策は、市中への大量の資金投入を意味し、通貨価値の下落とインフレにつながる可能性があるため、インフレヘッジ先として金が買われやすくなる傾向があります。

経済対策の遅れが、景気回復の遅れにつながるとの見方から、安全資産の金需要は増していると考えられますが、同時にインフレヘッジ需要の減少が、金価格の下押し圧力となっているとみられます。

米国の追加経済対策には、金相場も振り回されてきた感がありますが、トランプ氏・バイデン氏のどちらが勝っても、追加の経済対策は行われることにはなりそうです。

当面は、大統領選の状況を見ながらの相場となりそうです。第2回のテレビ討論会が行われるはずだった15日には、両陣営が集会を予定していますので、注目ですね。

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