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OPEC 10月月報


注目データ:OPEC 10月月報

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OPECの最新月報の概要を見てみましょう。


原油価格の推移

9月の平均原油価格は、前月から大きく下げました。

OPEC参照バスケット価格は前月比8.1%安い41.54ドル、ICEブレント原油先物価格は同7.9%安い41.87ドル、NYMEX WTI原油先物価格は同6.5%安い40.62ドルとなりました。

先物市場では、9月もさらに大幅なコンタンゴとなり、足元の需給のゆるみが示されたとも言えます。

投機筋の動きは、やや弱気に傾いたようです。


世界経済の見通し

2020年の世界経済成長率は、前回と変わらず世界平均でマイナス4.1%、2021年はプラス4.6%に下方修正されました。

米国は2020年がマイナス4.2%に上方修正、2021年がプラス3.9%に下方修正されました。

ユーロ圏は2020年が前回と変わらずマイナス7.7%、2021年がプラス4.2%に下方修正され、日本は2020年がマイナス5.7%、2021年がプラス2.8%にそれぞれ下方修正されました。

中国は2020年がプラス2.0%に上方修正され、ブラジルもマイナス6.2%に上方修正されましたが、インドはマイナス7.5%に下方修正、ロシアは前回と変わらずマイナス4.9%の予測となっています。


世界の石油需要

2020年の石油需要見通しは、前年比で日量約950 万バレル減の日量約9,030万バレルとなり、9月月報時点の予測とほぼ変わらずとなっています。

OECD諸国の2020年の需要は、燃料需要の減少見通しを受け、日量約6万バレルの下方修正となる一方、非OECD諸国の需要は同5万バレルの上方修正となりました。

2021年はの世界の石油需要は、9月月報から日量約8万バレル下方修正され、2020年比で日量約650万バレル増の同9,680万バレルとなる見通しです。


世界の石油供給

2020年のOPEC非加盟国の石油供給量は、前月の見通しから日量約31万バレル上方修正され、前年比で同240万バレル減の日量約6,280万バレルとなる見通しです。

国別では、ロシアが前年比で日量約110万バレル減、米国が同70万バレル減の他、カナダ、カザフスタン、コロンビア、マレーシア、アゼルバイジャンが前年比で減少となる見通しです。

一方、ノルウェー、ブラジル、中国、ギアナ、オーストラリアは前年比で増加となる見通しです。

OPEC非加盟国の2021年の産油量は、日量約11万バレル下方修正され、2020年比で同90万バレル増の日量約6,367万バレルとなる予測となっています。

ただ、この増加は、2020年の減少分が回復するもので、新規開発による増産ではないことに注意が必要です。

一方、OPECの9月の産油量は、前月比で日量約5万バレル減少し、日量約2,411万バレルとなったようです。


商業石油在庫の推移

8月のOECD商業石油在庫は、前月比2,070万バレル減の約32.04億バレルと、前年同期比で約2.3億バレル増、5年平均より約2.2億バレル多くなっています。

そのうち原油在庫が前月比約3020万バレル減、石油製品在庫が同940万バレル増となっています。

カバー日数で見ますと、前月比で1.3日少ない、71.9日分となっています。これは前年同期比で9.6日多く、5年平均より9.1日多くなっています。


原油需給バランス

2020年のOPEC原油に対する需要は、前年比で日量約700万バレル減の日量2,240万バレルと、前月から日量30万バレル下方修正されました。

2021年は、2020年比で日量約560万バレル増の日量2,790万バレルと、こちらも前月から日量20万バレルの下方修正となりました。

2020年Q3の需給バランスについては、9月月報から一転して、供給不足だったとの見方が示されています。

今後の減産幅縮小への布石ともとれますが、OPECとしても、新型コロナの状況を見ながらの対応にならざるを得ないと考えられます。


OPECの今後の動きも気になりますが、本日発表のIEAの月次レポートでの見通しも注目ですね。

原油相場は動きが乏しくなってきていますが、横ばいが長くなると、次の動きは大きくなりやすいので、その時に備えておいてください!


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