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反発も上値重い原油 ハリケーンの影響にも注目

原油価格横ばい トランプ氏回復などが支え

原油価格は火曜日、ほぼ横ばい。

WTI原油先物は、日本時間09時53分、前日終値より0.02ドル安い、39.20ドルとなっています。

月曜日には、トランプ米大統領の病状回復などを受け、原油価格は5%超の上昇となりました。

一方で、新型コロナ感染拡大やリビアの増産が、原油価格の上値を抑えているようです。

反発も上値重い原油 25個目のハリケーンの影響も

新型コロナ陽性となり、入院していたトランプ米大統領は、現地時間の5日夕方に退院しました。

トランプ氏は退院前から症状が重くないことをアピールし、先週金曜日の陽性発表時に4%以上下げた原油価格も反発しました。

プライス・フューチャーズ・グループのフィル・フリン氏は「先週の下げは行き過ぎだったと多くの人が考えたようだ。仮定の材料が多すぎた」と指摘しています。

トランプ大統領の早期退院に加え、民主党のペロシ下院議長とムニューシン財務長官の協議が続いていることが米追加経済対策への期待を高め、原油価格の支えになった面もあるようです。

また、ノルウェーで海上油田がストライキにより閉鎖されたことや、米メキシコ湾油田でハリケーン接近に備えて退避が始まったことも、原油価格の支えとなっているようです。

ノルウェーでは、ストライキがエスカレートして6つの海上油田が閉鎖され、同国の産油量の約8%にあたる日量約33万バレルの生産が停止しています。

米メキシコ湾には、急速に発達したハリケーン「デルタ」が接近しつつあります。週後半にかけて、勢力を保ったままメキシコ湾を通過し、金~土曜日にかけてメキシコ湾岸の州に上陸する予想となっています。

5日には、すでにオキシデンタルがメキシコ湾海上油田で働く職員の退避を始めたと発表し、ロイヤルダッチシェルも状況を注視している、としています。

これまでのハリケーン接近時と同様、一時的に価格が押し上げられる可能性もあり、注意が必要です。

☛ 参考:米油田地帯に嵐の季節が到来!


一方、新型コロナの影響で原油需要の減少懸念が広がる中、リビアの産油量が日量29万バレル以上まで回復していると伝えられたことが、原油価格の重石となったようです。

5日の価格上昇は、下げすぎた分が戻ったものと考えられます。ストライキやハリケーンの支えは一時的なものになるとみられ、原油価格の本格的な回復にはまだ時間がかかりそうです。


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