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金はやや強気へ? サポート材料の変化に注意

金先物市場 概況(2020年9月28日~10月2日)

NY金先物は2日、前週比41.3ドル(2.21%)高い、1907.6ドルで取引を終えました。

前週、95.8ドル下げたところから、約43%戻したことになります。

新型コロナの新規感染者数が欧米などで増加を続けていることや、ドルがやや軟化したこと、トランプ米大統領の新型コロナ感染による先行き不安の高まりなどが、金価格の支えとなったようです。

また、米追加経済対策を巡る協議の進展も、金価格のサポート材料となったとみられます。

大規模な経済対策は、市中への大量の資金投入を意味し、通貨価値の下落とインフレにつながる可能性があるため、インフレヘッジ先として金が買われやすくなる傾向があります。

今週の金価格見通し

4日時点で、新型コロナウイルスの感染確認は、世界196か国以上に広がっており、感染者数は3,498万人以上、103万人以上が亡くなっています。

米政府による追加経済対策をめぐる与野党協議進展への期待が、引き続き金価格の支えとなりそうです。

ただ、米大統領の容体によっては、追加経済対策がさらに遅れる懸念もあり、経過が注目されます。

また、7日(日本時間8日未明)には、9月のFOMC議事録発表があり、FRBの金融政策見通しについて、新たな材料があれば、金価格が反応する可能性もあります。

先週の週足チャートは、基準線に支えられた陽線となり、転換線と基準線の間で引けました。今週の目安としては、基準線の1877.7ドルを下抜けると、雲の上限1670ドル付近へ向けてさらに下げていく可能性もある一方、転換線1955.9ドルを上抜ければ、反転上昇し始めることも考えられます。

一方、先週の日足チャートは、価格が転換線を上抜け、週末には基準線と転換線の間、雲の下限付近で引けました。上下にややヒゲの長い足で引けており、今週は上にも下にも行く可能性を残していると言えそうです。今週の目安としては、下値支持が転換線の1887ドル付近、上値抵抗は基準線・トレンドライン1926ドル付近と雲の上限1968.3ドル付近となり、突破した場合、その方向への勢いが強まりそうです。

注目の経済指標、イベント(10月5日~10月10日)

* 10月5日(月) ユーロ圏9月非製造業PMI、米9月ISM非製造業景気指数

* 10月6日(火) 豪10月中銀政策金利、米8月貿易収支

* 10月7日(水) 独8月鉱工業生産指数、EIA10月エネルギー短観

* 10月8日(木) 米9月FOMC議事録、米新規失業保険申請件数

* 10月9日(金) 英8月貿易収支、米8月卸売在庫

* 10月10日(土) CFTC 金先物 週間投機筋ポジション


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