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米経済対策の行方 金相場を動かすか?


金価格やや下落 ドル低下も支えに

金価格は金曜日、やや下落。

NY金先物は、日本時間12時17分、前日終値より13.8ドル安い、1897.9ドルとなっています。

木曜日には、米経済対策を巡る協議進展への期待などから金価格は上昇し、1900ドルを回復しました。

また、ドル指数の低下や米経済指標の弱さも、金価格のサポート材料となったとみられます。


米経済対策の行方 金相場を動かすか?

新型コロナウイルスの感染は、1日時点で196以上の国・地域で3,404万人以上に広がり、死者は101万人以上に上っています。

各国で新規感染者数が急増する中、米政府による追加経済対策の行方に注目が集まっています。

米民主党のペロシ米下院議長とムニューシン財務長官は1日、経済対策案をめぐり、複数回の電話協議を行いましたが合意には至らなかったようです。

同日には米下院で、民主党が提案した2.2兆ドル規模の経済対策案が、賛成多数で可決されました。

ただ、ペロシ氏は同案が可決された場合でも、政権との交渉を打ち切ることにはならないと述べていましたので、追加経済対策をめぐる協議は、今後も継続されるものとみられます。

大規模な経済対策は、市中への大量の資金投入を意味し、通貨価値の下落とインフレにつながる可能性があるため、インフレヘッジ先として金が買われやすくなる傾向があります。

足元では、米国の経済対策案の成立への期待が高まると金価格が上昇し、期待が後退すると金価格が下落する傾向が見られますので、状況を注視しておいたほうがよさそうです。

一方、先週約1.7%上昇したドル指数が、今週は約0.74%下げていることも、金価格の支えとなったとみられます。

また、米製造業景況指数の低下や、依然として高水準の新規失業保険申請件数を受けた景気先行き懸念も、金価格のサポート材料となったようです。

ゴベット貴金属のデビッド・ゴベット氏は「現在、金の値動き要因となっているのは、投機マネーと、経済指標、地政学リスク、ドルの動きだ。これらは良くなる前に悪化する可能性が高く、金は再び2000ドルまで押し上げられるだろう」と指摘しています。

足元はやや弱気にも見えますが、金は再び急騰する可能性もあり、注意が必要となりそうです。


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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

 

 

 

 

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