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EIA原油在庫は減少 新型コロナで上値は重く


原油価格横ばい 需給改善期待で

原油価格は木曜日、ほぼ横ばい。

WTI原油先物は、日本時間10時23分、前日終値より0.05ドル安い、40.17ドルとなっています。

水曜日には、米原油在庫量の減少などを受け、原油価格は前日の下げから2.37%上昇しました。

一方、新型コロナ感染拡大への懸念が、引き続き原油価格の上値を抑えているとみられます。


EIA原油在庫は減少 新型コロナで上値は重く

EIAが30日発表した週間石油レポートで、米原油在庫量は、前週比約200万バレル減と、予想に反して減少。直近の9週のうち、8週で減少となっています。

さらに、戦略石油備蓄(SPR)も、前週比約180万バレルの減少となりました。

また、ガソリン在庫は前週比約70万バレル増、中間留分在庫は同320万バレル減、クッシング在庫は同180万バレル増となっています。

原油需要減少の要因として注目されている製油所稼働率は、前週から1%上昇し、75.8%となりました。

需要回復の遅れを反映して、灯油や軽油、ジェット燃料などを含む中間留分在庫は、過去最高水準の約1.8億バレル近くまで積みあがり、製油所も生産を増やしにくい状況となっています。

したがって、中間留分在庫の減少と製油所稼働率の上昇は、石油製品需要の回復を示唆していると言えそうです。

石油製品需要の回復は原油需要の回復にもつながるため、今後もデータの動向に注目しておく必要がありそうです。

一方、新型コロナの感染拡大による原油需要の減少懸念や、供給増への懸念が、引き続き原油価格の重石となっているとみられます。

新型コロナウイルスの感染は、30日時点で196以上の国・地域で3,371万人以上に広がり、死者は101万人以上に上っています。

また、ロイターによりますと、OPECの9月の産油量は、リビアの生産再開などにより、前月比約16万バレル増加したようです。

需給改善を示すデータがはっきり出てこないうちは、マイナス材料に反応しやすい相場が続きそうです。


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