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原油相場は強気へ? 投機筋の買い戻しも

原油価格横ばい 米経済対策に期待

原油価格は火曜日、ほぼ横ばい。

WTI原油先物は、日本時間10時05分、前日終値より0.04ドル高い、40.64ドルとなっています。

月曜日には、米経済対策を巡る与野党会議の進展期待が高まり、原油価格の支えとなったようです。

一方、新型コロナ感染拡大による需要減懸念が、引き続き原油価格の重石となっているようです。


原油相場は強気へ? 投機筋の買い戻しも

民主党のペロシ米下院議長は27日、ムニューシン財務長官と27日に協議し、28日にも再び経済対策について話し合う予定だと発言し、与野党が合意に達するのは可能だとの考えを示しました。

米追加経済対策への期待から、28日には主要株価とともに原油価格も上昇しました。

ただ、ペロシ氏は28日、大統領選前に合意するためには、政権側が大幅な規模拡大に同意する必要があるとの見解を示しており、不確実性は依然として高いとみられます。

米国みずほのボブ・ヨーガー氏は「米追加経済対策案が承認されれば、原油価格は一段高となるだろう」との見方を示しています。

また、OPEC事務局長の発言や、南コーカサスの紛争も、原油価格の支えとなったとみられます。

OPECのバルキンド事務局長は27日、OECD原油在庫が、2021年1-3月期には5年平均を下回るとの見通しを示し、原油の供給過剰懸念がやや後退したようです。

アゼルバイジャンとアルメニアの紛争が激化している南コーカサスには、カスピ海からロシアやイランを避けて地中海へ抜ける、欧州向けの原油輸出パイプラインが存在し、原油供給への影響が懸念されています。

☛ 参考:南コーカサスの火種 原油相場を動かすか?


一方で、新型コロナの感染拡大による原油需要減懸念が、原油価格の上値を抑えているようです。

米国では2週間前に平均で3.5万人程度だった一日の新型コロナ新規感染者数が、直近で4.6万人まで増加しており、原油需要の下押し懸念が強まっているようです。

新型コロナの影響は、依然として強い弱材料となっていますが、足元では、原油価格を支える材料も増えているようです。

今月中旬のサウジ エネルギー相の発言を受けて、投機筋は、原油売りポジションの解消を進めているようです。

9月16日-22日の週には、約4,000万バレル分の投機筋による買い注文がありました。

投機筋のポジション取りの変化が、価格トレンド転換の兆しとなることも多く、原油相場は今後、強気に傾いていくタイミングに来ているのかもしれません。


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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

 

 

 

 

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