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原油は再びレンジ相場へ? 不確実性高く

原油先物市場 概況(2020年9月21日~9月25日)

WTI原油先物は25日、前週比1.07ドル(2.59%)安い、40.25ドルで取引を終えました。

週初めには、大手金融機関が長期にわたってマネーロンダリングに関わっていたとの報道や、米中対立の激化への懸念もあり、株式や商品など幅広く売られました。

また、新型コロナ感染拡大による、原油需要の下押し懸念や、供給増見通しが、原油価格の上値を抑えたようです。

一方、米原油在庫量の減少や、OPEC+による供給抑制への期待が、原油価格の支えとなったとみられます。

今週の原油価格見通し

新型コロナの感染拡大による原油需要の下押し懸念が、原油市場でも再び強く意識されているようです。

需要回復見通しについては、BPが「2019年の水準には戻らない」と弱気な見通しを示す一方、コノコフィリップスは「日量1億バレルを回復した後も増加を続ける」と強気な見通しを示すなど、不確実性が高い現状を反映しているとみられます。

一方、供給面では、内戦で原油輸出が滞っていたリビアで、輸出港の封鎖が解かれ、原油輸出が再開される見通しとなったことや、米リグ稼働数が増加したことで、供給過剰懸念もやや強まっているようです。

先週の週足チャートは、転換線に支えられ、やや下ヒゲの長い陰線で引けました。雲を上抜けられておらず、今週は、雲の下限39.71ドル~上限42.93ドルでのレンジ相場が予測されます。ただ、このレンジを抜けた場合は、抜けた方向に大きく動く可能性もあり、注意が必要です。

一方、日足チャートは、基準線をやや上回り、実体の小さい陽線で引けました。転換線が基準線の水準まで上昇しており、このまま上抜ければやや強気に傾きそうです。今週は、基本的には雲39~42ドルの中での動きが予測され、抜ければそちらへ動き出しそうですが、200EMA 41ドル付近は強い抵抗となりそうです。

注目の経済指標、イベント(9月28日~10月3日)

* 9月29日(火) ユーロ圏9月消費者信頼感指数、米8月卸売在庫、米9月CB消費者信頼感指数

* 9月30日(水) 中9月製造業PMI、英4-6月実質GDP、独9月雇用統計、米9月ADP雇用者数、米4-6月実質GDP、米8月中古住宅販売成約指数、EIA米原油週間在庫統計

* 10月1日(木) 7-9月日銀短観、ユーロ圏8月雇用統計、米8月PCEデフレータ、米新規失業保険申請件数、米9月ISM製造業景気指数   

* 10月2日(金) 米9月雇用統計、米8月耐久財受注、米9月ミシガン大学消費者信頼感指数

* 10月3日(土) ベイカー・ヒューズ社 米オイルリグ稼働数、CFTC 原油先物 週間投機筋ポジション


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NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

 

 

 

 

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