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需要見通しの不確実性 原油相場の重石に

原油価格横ばい 需要回復期待が支え

原油価格は金曜日、ほぼ横ばい。

WTI原油先物は、日本時間10時46分、前日終値より0.09ドル高い、40.40ドルとなっています。

米原油在庫減や、大手石油企業による需要回復見通しが、原油価格を支えたとみられます。

一方、新型コロナ感染拡大による需要減懸念が、引き続き原油価格の重石となっているようです。

需要見通しの不確実性 原油相場の重石に

新型コロナウイルスの感染は、24日時点で196以上の国・地域で3,197万人以上に広がり、死者は97万人以上に上っています。

欧州諸国で感染が再拡大しつつある中、英国やドイツ、フランスでは、経済活動の規制が強化され、原油需要の下押し懸念も高まっています。

オアンダのクレイグ・アーラム氏は「原油価格は底堅い動きとなっているが、欧州で新型コロナの新規感染者数が増加していることもあり、下押し圧力は強いままだ」と指摘しています。

また、24日発表された米新規失業保険申請件数が、予想に反して増加したことも、景気後退に伴う原油需要の減少懸念を強め、原油価格の重石となったようです。

マーキュリアのマルコ・デュナン氏は「原油需給の回復に遅れが生じており、Q4の在庫減少幅は、日量約100万バレル減にとどまる」との見方を示しています。

一方、米石油大手コノコフィリップスは24日、世界の石油需要は日量1億バレルまで回復し、その後も増加を続けるとの見通しを発表しました。

23日発表のEIA米原油在庫が減少していたことも併せて、原油需要の回復期待がやや高まり、原油価格の支えとなったようです。

原油需要の見通しについては、新型コロナの状況次第ということもあり、予測に開きが出てきています。

英BPは、新型コロナの影響と気候変動への対応で、原油需要は2019年の水準に戻ることはないとの見通しを示しています。

足元の原油需要の見通しは、非常に不確実性が高く、相場も動きにくくなっているようです。今後、より確実な材料が出てくれば、原油価格も大きく動き出す可能性があり、注視しておく必要がありそうです。


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