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金は深い調整も? インフレ懸念後退で

金価格横ばい ドル指数上昇で

金価格は水曜日、ほぼ横ばい。

NY金先物は、日本時間11時05分、前日終値より3.5ドル高い、1907.8ドルとなっています。

金価格は月曜日の急落後、火曜日も続落し、終値は1904.3ドルとなりました。

米ドル指数が約2か月ぶりの水準まで上昇したことなどが、金価格の下げ要因となったようです。

金は深い調整も? インフレ懸念後退で

新型コロナウイルスの感染は、21日時点で196以上の国・地域で3,137万人以上に広がり、死者は96万人以上に上っています。

22日の議会証言で、パウエルFRB議長は、景気の回復には時間を要するとの見解を示し、米経済を支えるために追加の財政政策が必要だ、と述べました。

景気後退懸念は金の安全資産需要を高め、金価格の強材料となる傾向がありますが、金価格は22日も続落しました。

TIAA銀行のクリス・ガフニー氏は「金と株が同時に下がるのは、投資家が現金を必要としている時だが、火曜日の金の下げは、ドル高の影響が大きい」と指摘しています。

金と逆の値動きとなりやすい米ドル指数は今週、1.21%上昇し、7月末の水準まで戻しています。

7月後半の金価格の急騰はドル急落で押し上げられた面が強く、今後ドル指数が大きく上昇した場合、金価格は急騰前の1810ドル付近まで戻す可能性もあります。

一方、米政府による追加の経済対策が遅れていることに加え、22日の連銀総裁の発言を受けて、インフレ懸念が後退し、インフレヘッジとしての金需要が弱まっているようです。

シカゴ連銀のエバンス総裁は22日、インフレ率が「平均2%になる前に、利上げを開始することはあり得る」と述べています。

先行きの不確実性や、緩和的金融政策などが、金価格を支える状況は続いているものの、ドル安やインフレ懸念の後退で、足元の金相場はやや弱気に傾いていると言えそうです。

このまま調整が深くなるのか、買い支えられて早期に反転上昇するのか、慎重に見ていく必要がありそうです。


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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

 

 

 

 

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  • コメント ( 2 )

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  1. 高橋正純

    冷静な視点で市場を観察していらっしゃいます。

    • endo

      コメント有難うございます。大変励みになります。
      役立つ情報をお届けできるよう邁進して参りますので、今後もご覧いただければ幸いです。