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石油消費国の新型コロナ状況

石油消費国での新型コロナ感染拡大は、原油需要の減少につながります。

世界の石油消費国トップ10(2017年)の、新型コロナの状況を見てみましょう。


1.米国 日量約1,996万バレル

米国の総感染者数は700万人を超え、国別で最も多くなっています。

一日の新規感染者数は足元で3万人程度となっていますが、やや増加傾向が見られ、景気回復の遅れとともに、原油需要の減少懸念が高まっています。

米国は石油生産量でも世界第1位となっていますので、需要・供給両面で、その状況が注目されます。


2.中国 日量約1,357万バレル

中国では3月以降、新規感染者数の報告が激減し、足元では一日に10~20人程度となっています。

中国が原油需要回復のけん引役となることが期待されていますが、中国はこれまでに、原油安を利用したいわゆる「バーゲンハント」で大量に原油を購入して貯蔵しているため、当面は需要の大幅な伸びはないとみられています。


3.インド 日量約434万バレル

インドでは7月以降、爆発的に感染者数が増加。総感染者数は550万人を超え、米国に次いで、世界で2番目に多くなっています。

足元では、一日の感染者数が7万人以上と、依然として高い水準となっていますが、新規感染者数はピークアウトの兆しも出てきました。

インドの原油需要は、今後10年以上伸びる見通しとなっていましたので、インド経済の低迷が続けば、長期的な原油需要見通しにも影響を及ぼす可能性があります。


4.日本 日量約392万バレル

日本では、いわゆる「第2波」がピークアウトし、一日の新規感染者数は足元で500人前後となっています。

総感染者数は8万人ほどですので、インドの1日の新規感染者数は、2月以降の日本の総感染者数に近いということですね。


5.ロシア 日量約369万バレル

ロシアの総感染者数は110万人を超え、世界で4番目に多くなっています。

足元では、一日の新規感染者数は6,000人前後と、8月末からやや増加傾向が見られます。

ロシアは世界第3位の産油国でもありますので、供給面への影響も懸念されます。


6.サウジアラビア 日量約333万バレル

サウジアラビアの総感染者数は約33万人、一日の新規感染者数はピーク時に5,000人近くまで増加しましたが、足元では500人程度となっています。

6月のピーク時に比べると、やや落ち着いてきていますが、サウジは世界第2位の産油国でもあり、需給両面での影響が懸念されます。


7.ブラジル 日量約303万バレル

ブラジルの総感染者数は450万人を超え、世界で3番目に多くなっています。

曜日による報告数の差が大きくなっていますが、一日の新規感染者数は、7日平均で約3万人となっています。

ブラジルも、長期的な石油需要の伸びが予想されていましたので、原油市場への影響は長引くかもしれません。


8.韓国 日量約263万バレル

韓国の総感染者数は約2.3万人となっています。

8月に新規感染者数が再度急増しましたが、足元では、一日の新規感染者数は100人以下となっています。


9.ドイツ 日量約245万バレル

ドイツでは、3・4月がピークとなり、総感染者数は約27.5万人となっています。

7月以降は一日の新規感染者数が緩やかに増加しており、足元で約1,700人となっています。


10.カナダ 日量約242万バレル

カナダのこれまでの総感染者数は、約14.5万人となっています。

一日の新規感染者数は、足元で1,700人程度となっていますが、やや増加傾向が見られます。


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