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弱気に傾く金相場 サポート材料の弱化で

金価格下落 安全資産需要の支えなく

金価格は火曜日、やや下落。

NY金先物は、日本時間11時31分、前日終値より4.8ドル安い、1912.7ドルとなっています。

月曜日には金融商品全般が売られる中、金価格も一時1885.4ドルまで下げました。

新型コロナ感染拡大や、大手金融機関のマネロン疑惑が、金融資産売りの要因となったとみられます。

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新型コロナウイルスの感染は、21日時点で196以上の国・地域で3,111万人以上に広がり、死者は96万人以上に上っています。

欧州で再び新規感染者数が増加しており、英政府は、同国内で感染率が上昇している事態を受けて、全国的なロックダウン再導入を検討していると伝えられています。

また、大手金融機関が長期にわたってマネーロンダリングに関わっていたとの報道や、米中対立激化への懸念もあり、株式や商品など、幅広く売り注文が広がりました。

安全資産とされる金も売られ、金価格は一時4%近く下げました。

RJOフューチャーズのボブ・ハーバーコーン氏は「この材料だと、金は安全資産需要の高まりで買われるはずだが、3月の急落時と同様に、金融資産全般が一斉に売られた形になった」と指摘しています。

また、金と逆の値動きになりやすい米ドル指数が上昇したことも、金の弱材料となったようです。

さらに、米政府の追加経済対策が遅れていることで、インフレ懸念など、金価格を支える材料が弱まっている面もあるようです。

米議会では、追加経済対策を巡る与野党協議が行き詰ったまま、1か月近く経っています。

米連邦最高裁のルース・ベイダー・ギンズバーグ判事が18日に亡くなり、その後任を巡って米議会で与野党が対立していることもあり、追加経済対策の協議再開にめどが立たなくなっています。

BMOのタイ・ウォン氏は「年内に追加経済対策が議会で承認される可能性は、限りなくゼロに近くなっている」と述べています。

今週は、パウエルFRB議長の議会証言などがあり、新たな材料が出てくるかに注目が集まりそうです。


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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

 

 

 

 

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