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金はやや弱気に? 追加の材料待ちか

金先物市場 概況(2020年9月14日~9月18日)

NY金先物は18日、前週比14.2ドル(0.73%)高い、1962.1ドルで取引を終えました。

20日時点で、新型コロナウイルスの感染確認は、世界196か国以上に広がっており、感染者数は3,084万人以上、95万人以上が亡くなっています。

新型コロナの影響で、景気回復のスピードが鈍化している中、FRBの緩和的政策が継続されるとの期待が高まり、FOMCを前に金相場はやや強気に傾きました。

FOMC後の会見では、期待通り低金利の維持やインフレ容認の姿勢が改めて示されましたが、8月の決定から大きな変化がなかったこと、ドルが上昇したことで、金価格には下押し圧力がかかったようです。

その後、ドルが反落し、金価格は上昇に転じましたが、やや弱気を引きずっているようです。

今週の金価格見通し

米国の新規失業保険申請者の高止まりや、経済対策の不確実性を受けて、米景気の先行き懸念が広がっています。

金は安全資産需要に支えられる一方、追加の経済対策の遅れにより、インフレヘッジ需要は減退しているとみられ、金相場が弱気に傾いている要因の一つとなっているようです。

今週は、米下院議員の超党派グループが先週提案した、1.5兆ドル規模の妥協案について、何か進展があれば、金のサポート材料となりそうです。

先週の週足チャートは、一時転換線を下回ったものの、終値は転換線に支えられ、上ヒゲのやや長い陽線で引けました。売りがやや強く、上昇の勢いは弱まっているようです。今週は、転換線の1,981.7ドルを下回ったまま引けた場合、基準線の1,832.6ドルに向けて下げていく可能性もありそうです。

一方、先週の日足チャートでは、価格が転換線を上回り、週末には転換線と基準線の間で引けています。ただ、三角保ち合いのトレンドラインを下に抜けていますので、やや弱気に傾いていると言えそうです。今週の目安としては、トレンドラインと基準線が重なる1,965ドル付近を上抜ければ上へ、転換線の1,950ドル付近を下回れば下への勢いが強まりそうです。

注目の経済指標、イベント(9月21日~9月26日)

* 9月21日(月) 香港8月CPI

* 9月22日(火) ユーロ圏9月消費者信頼感指数、米8月中古住宅販売件数

* 9月23日(水) NZ9月政策金利、ユーロ圏9月PMI、英9月PMI

* 9月24日(木) スイス7-9月政策金利、米新規失業保険申請件数、米8月新築住宅販売件数   

* 9月25日(金) 米8月耐久財受注

* 9月26日(土) CFTC 金先物 週間投機筋ポジション


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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

 

 

 

 

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