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原油は下落前水準に 供給過剰懸念は継続

原油先物市場 概況(2020年9月14日~9月18日)

WTI原油先物は18日、前週比3.99ドル(10.69%)高い、41.32ドルで取引を終えました。

9月第1週に大きく下げた原油価格は、先週、41ドル台まで回復しました。

米原油在庫量の減少や、OPEC+による供給抑制への期待が、原油価格の支えとなったとみられます。

17日のOPEC+共同減産監視委員会(JMMC)では、参加国に減産順守を強く求めるとともに、原油需給の状況次第で10月に臨時の会合を開く可能性も示唆され、供給過剰懸念がやや和らいだようです。

今週の原油価格見通し

先週のJMMC後、サウジアラビアのアブドゥルアジズ エネルギー相は、投資家に対し「OPEC+の目指す方向と逆に賭けるなら痛い目に合う」と警告しました。

OPECの実質的なリーダーであるサウジのエネルギー相が、原油価格の上昇に本気で取り組む姿勢を見せたことで、原油価格には強いサポート材料となったようです。

一方、内戦で原油輸出が滞っていたリビアで、輸出港の封鎖が解かれ、原油輸出が再開される見通しとなったことで、供給過剰懸念もやや強まっています。

新型コロナの影響で、原油需要の減少懸念が続く中、原油価格は上値が重い状況が続きそうです。

先週の週足チャートは、転換線を上抜けて雲に下から入り、やや実体の大きい陽線で引けました。値位置はやや強気に戻しました。今週中に雲の上限42.93ドルを超えられれば、さらに強気に傾いていくことになりそうです。一方、転換線の39.96ドルのサポートを下回れば、再び弱気に傾く可能性もあります。

一方、日足チャートは、転換線・基準線・200EMAを上回り、終値は200EMAで支えられて引けました。今週は、200EMA 41ドル付近、基準線39.9ドル付近、転換線38.9ドル付近が支えになる一方で、価格が43.12ドルを超えると、遅行スパンが価格を上抜ける好転となり、さらに強気に傾くことになりそうです。

注目の経済指標、イベント(9月21日~9月26日)

* 9月21日(月) 香港8月CPI

* 9月22日(火) ユーロ圏9月消費者信頼感指数、米8月中古住宅販売件数

* 9月23日(水) NZ9月政策金利、ユーロ圏9月PMI、英9月PMI、EIA米原油週間在庫統計

* 9月24日(木) スイス7-9月政策金利、米新規失業保険申請件数、米8月新築住宅販売件数   

* 9月25日(金) 米8月耐久財受注

* 9月26日(土) ベイカー・ヒューズ社 米オイルリグ稼働数、CFTC 原油先物 週間投機筋ポジション


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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

 

 

 

 

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