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OPEC+の減産に期待 需要は引き続き弱く

原油価格横ばい 需要減懸念が重石に

原油価格は金曜日、ほぼ横ばい。

WTI原油先物は、日本時間10時56分、前日終値より0.17ドル高い、41.14ドルとなっています。

木曜日には、ハリケーン後の米産油量回復などにより、一時39.42ドルまで下げましたが、その後反発。

OPEC+の会合を受けて、供給抑制への期待が高まり、原油価格は2%超上昇しました。

OPEC+の減産に期待 需要は引き続き弱く

ハリケーンの通過に備えて生産を停止していた、米メキシコ湾海上油田での操業再開を受けて、17日の原油相場には下押し圧力がかかったようです。

また、17日発表の米新規失業保険申請件数は、前週比3.3万件減の86万件と再び減少したものの、依然として高い水準にとどまったことで、景気停滞懸念が強まり、原油価格の重石となったとみられます。

一方、同日開催されたOPEC+の共同減産監視委員会(JMMC)で、減産目標順守の徹底と、市場動向に応じて臨時会合を開く意思が示されたことで、原油価格は上昇に転じました。

サウジアラビアやロシアなど、主要産油国を含むOPEC+は、今年5-7月に史上最大規模の日量970万バレルの減産を行い、8月からは減産目標を770万バレルに縮小して減産を続けています。

前回のJMMCに引き続き、各国に減産順守が強く求められ、イラクやナイジェリア、UAEなど、過去に減産目標を達成していない国については、9-12月に追加減産を行うよう、圧力がかけられたようです。

プライス・フューチャーズ・グループのフィル・フリン氏は「とくに、UAEへの風当たりが強くなっている」と指摘し、UAEなどの追加減産が、原油価格を押し上げることにつながる、と予測しています。

また、8月の減産順守率が102%に達したことや、OPEC+に必要な時にはさらなる行動を取るよう促したことも、原油価格のプラス材料となったようです。

原油需給が悪化した場合は10月に臨時会合を開く可能性もあるとみられ、OPEC+の減産への期待は高まっているとみられます。

サウジのアブドゥルアジズ エネルギー相は、投資家に対し「OPEC+の目指す方向と逆に賭けるなら痛い目に合う」と警告していますので、OPEC+は、少なくとも原油価格を下げるようなことはしないと見てよさそうです。

需要の回復には時間がかかるとみられる中、OPEC+が市場の期待に応えられるのかどうかが注目されます。

※次回のJMMCは10月19日に予定されています。


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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

 

 

 

 

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