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金は深い調整も? 新たな材料待ちか

金価格上昇 ドルと逆の動きに

金価格は金曜日、やや上昇。

NY金先物は、日本時間12時08分、前日終値より9.2ドル高い、1959.1ドルとなっています。

木曜日には一時1938.2ドルまで下げましたが、その後1949.9ドルまで戻して引けました。

FOMCで目新しい材料がなかったことで、金相場はやや弱気に傾いたとみられます。

金は深い調整も? 新たな材料待ちか

新型コロナウイルスの感染は、17日時点で世界196か国以上、2,991万人以上に広がり、死者は94万人以上に上っています。

新型コロナの感染拡大が続く中、景気回復の遅れに対する懸念が広がり、金価格の支えとなっているとみられます。

17日発表の米新規失業保険申請件数は、前週比3.3万件減の86万件と再び減少したものの、依然として高い水準にとどまったことで、景気停滞懸念が強まったようです。

安全資産需要の高まりや、低金利・インフレ懸念など、金価格にとってのプラス材料がそろっている環境は続いていますが、目新しい材料がなく、金価格上昇の勢いは弱まっているようです。

16日のFOMCでも米経済の先行きについて弱気な見方が示され、緩和的な金融政策を維持する方針が示されましたが、金相場はむしろ弱気に傾いているように見えます。

TDセキュリティーズのバート・メレク氏は「FRBは非常に緩和的な政策を示したが、金市場では不十分だった。追加の金融政策はないとの見方が、金価格上昇の勢いを失わせているようだ」と指摘しています。

キトコ・メタルズのジム・ワイコフ氏は「FRBがインフレ率をどのように上げるのか、具体的な方策を示すことが求められているようだ」としています。

投資銀行クレディ・スイスは、金価格の今後の見通しを2075ドルとしていますが、その前に1765ドル付近までの深い調整がある可能性も示しています。

ただ、中長期的な地合いは強く、調整が入れば押し目買いも入りやすいと考えられ、値動きは注視しておく必要がありそうです。


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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

 

 

 

 

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