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IEA 9月石油市場レポート

注目データ:IEA 9月石油市場レポート

世界の石油需要見通し

2020年の世界の石油需要は、前年比840万バレル減の日量9,160万バレルとなる見通しが示され、前月のレポートからは30万バレル下方修正されました。

世界各国での新型コロナの感染再拡大や一部地域でのロックダウン、移動制限によって、石油需要は下押しされるとの見方が示されています。

2021年の石油需要見通しは前回と変わらず、2020年比で日量550万バレル増の、日量9,710万バレルとなる見通しとなりました。

世界の石油供給見通し

世界の石油供給は8月、前月比110万バレル増の日量9,170万バレルとなりました。

OPEC+による協調減産は、8月から減産幅が日量770万バレルに縮小されましたが、石油供給量は前年同月よりも日量930万バレル少なくなっています。

OPEC+以外の産油国での生産量は、8月に入り回復ペースが落ちているようです。

米国の産油量は、ハリケーンの影響もあり、前月比で日量40万バレル減となっています。

OPEC非加盟国の2020年の産油量は、前年比で日量260万バレル減となり、2021年も2020年比で50万バレル増と、小幅な増加にとどまる見通しです。

世界の製油所稼働状況

世界の製油所稼働状況は、8月-10月にかけて、回復ペースが落ちる見込みとなっています。

米メキシコ湾岸地域へのハリケーンの影響や、製油所のメンテナンスによる稼働率の低下が予想されています。

世界の原油在庫

7月のOECD商業原油在庫は、前月比1,350万バレル増加し、3.225億バレルとなりました。

8月は、米国で前月比1,930万バレル減、欧州は同980万バレル増、日本は同130万バレル減となったとみられます。

8月の海上保管分は、7月から5,990万バレル減と大幅に減少しましたが、9月には増加する見通しとなっています。

2020年後半の在庫量は、前期比で340万バレル減となる見通しで、前回の試算よりも減少幅が100万バレル縮小しています。

原油価格

原油価格は8月後半まで上昇を続けましたが、景気後退懸念や海上保管在庫の増加、中国の需要減を受けて、8月末から下落に転じました。

現物価格が先物価格に比べて安くなっており、供給過剰懸念が広がっているようです。


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endo

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

 

 

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