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ハリケーン・在庫減が原油価格の支えに

原油価格横ばい 需要減懸念が重石に

原油価格は水曜日、ほぼ横ばい。

WTI原油先物は、日本時間09時52分、前日終値より0.15ドル高い、38.43ドルとなっています。

火曜日には、ハリケーンや米在庫減を受けて、原油価格は2.74%の上昇となりました。

一方、IEAが石油需要見通しを下方修正するなど、需要減懸念が原油価格の重石となっているようです。

ハリケーン・在庫減が原油価格の支えに

ハリケーン「サリー」がメキシコ湾を通過した影響で、同湾海上油田の生産の25%以上が停止しました。

先月ハリケーン「ローラ」がメキシコ湾を通過した際は、海上油田の生産の80%以上が停止しましたので、今回の「サリー」の影響は比較的小さくなっていますが、原油価格はプラスに動きました。

ライスタッド・エナジーのビョルナー・トンハウゲン氏は「ハリケーンの襲来によって、米原油生産量の不確実性が増すため、原油価格には強材料となることが多い」と指摘しています。

米国付近には、複数のハリケーン・熱帯低気圧が発生していますが、今のところ「サリー」以外のメキシコ湾油田への影響はなさそうです。

また、APIが15日発表した米原油在庫量が、前週比951.7万バレル減と、予想以上の大幅な減少となったことも、原油価格の支えとなったようです。

APIによりますと、ガソリン在庫は前週比376.2万バレル増、中間留分在庫は112.3万バレル減、クッシング在庫は79.8万バレル減となっています。

一方、OPECに続き、IEAも今年の石油需要見通しを下方修正したことで、需要減少懸念が強まり、原油価格の上値を抑えたとみられます。

IEAは、世界の景気回復の遅れを指摘して、2020年の世界の石油需要見通しを日量9,170万バレルとし、前月から日量20万バレル下方修正しました。

IEAによりますと、需要のうち、回復しやすい部分はすでに回復しているため、2020年後半の回復ペースは鈍化する見通しです。

需要回復への期待が後退する中、原油価格の回復には、力強い景気回復への兆しが必要となりそうです。


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endo

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

 

 

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