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米原油在庫量増加 原油はさらなる下落も?

原油価格横ばい 供給過剰懸念広がる

原油価格は金曜日、横ばい。

WTI原油先物は、日本時間10時53分、前日終値より0.08ドル安い、37.22ドルとなっています。

米原油在庫量が市場の予想以上に増加したことが、原油価格の上値を抑えたとみられます。

一方、中東でサウジへの攻撃が行われたと伝わり、原油価格の支えとなったようです。

米原油在庫量増加 原油はさらなる下落も?

EIAが10日発表した米原油在庫量は、前週比約200万バレル増と、7週間ぶりの増加となりました。

市場予想の130万バレル増を上回る増加幅となったことで、供給過剰懸念が強まり、原油価格には下押し圧力がかかったとみられます。

EIAによりますと、ガソリン在庫は前週比約290万バレル減、中間留分在庫は同170万バレル減、オクラホマ州クッシング在庫は同200万バレル増となっています。

製油所稼働率は71.8%と、ハリケーンの影響もあり、前週から5%近く減少しています。製油所稼働率の低下が、原油在庫の増加と石油製品在庫の減少につながっているとみられます。

リッターブッシュ&アソシエイツのジム・リッターブッシュ氏は「在庫データは、非常に弱気だ。メキシコ湾岸地域の製油所が早期に再稼働できなければ、原油価格はさらに下がる可能性もある」と指摘しています。

一方、紛争が続くイエメンの武装組織フーシは10日、サウジアラビアの首都リヤドに弾道ミサイルとドローンで攻撃を行った、と発表しました。

サウジ主導の同盟軍によりますと、攻撃は迎撃されたようですが、産油国の集まる中東での地政学リスクの高まりが、原油価格のサポートとなった面もあるようです。

ただ、供給過剰懸念が広がる中、供給減懸念の価格への影響は、今のところ限定的となっています。

原油価格の下落を受けて、17日に予定されているOPEC+の減産監視委員会にも注目が集まりそうですが、減産幅の変更などはないとみられます。

当面は、需要面の材料で価格が動く可能性が高く、注視しておく必要がありそうです。


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遠藤 結香

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