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EIA エネルギー短観まとめ

米エネルギー情報局(EIA)は9日、エネルギー短観(STEO)を公表しました。

EIAの最新の見通しをチェックしていきましょう。

石油在庫見通し

世界の石油在庫は、2020年Q2には日量720万バレル増加となったものの、Q3には同370万バレル減少となりました。

EIAは、Q4の石油在庫については日量310万バレル減、2021年は同30万バレル減となり、2021年には需給が均衡するとの見通しを示しましたが、今後数か月は、在庫量は減少していくものの、高水準での推移が続くため、価格を下押しするとの見方を示しています。

EIAの予測では、2020年Q4のブレント原油のスポット価格は平均で44ドル、2021年は同49ドルとなっています。

石油需要見通し

8月の世界の石油需要は、日量9,430万バレルとなりました。

前年同月比では日量820万バレル減となっていますが、Q2の同8,510万バレル、7月の9,330万バレルからは増加しています。2020年平均は日量9,310万バレルとなり、前年比で同830万バレル減となる見通しです。

また、2021年は、2020年比で日量650万バレル増となる見通しで、8月のSTEOからは同50万バレルの下方修正となりました。中国の需要増加幅が見直されたことが、下方修正の主要因となったようです。

石油供給量見通し

8月の世界の石油供給量は、日量9,150万バレルと、前年同期比で同970万バレル減となっています。

OPEC+の協調減産による供給減と、原油安を受けた米産油量の減少が、供給減の主要因とみられます。

2021年の石油供給については、平均で日量9,930万バレルとなる見通しです。

米原油生産量見通し

米産油量は、Q1の日量1,270万バレルから、5月には同1,000万バレルまで落ち込みましたが徐々に回復し、8月はハリケーンによる生産停止があったものの、同1,080万バレルとなりました。

9月の産油量は日量1,120万バレルまで回復する見通しとなっていますが、その後はやや減少し、2021年前半の米産油量は平均で1,100万バレル弱、2021年Q4には同1,130万バレルとなる見通しです。

2021年後半までは、既存油井の生産減に、新規開発による生産増が追いつかない状況が続くと予測されています。

年平均では、2019年の日量1,220万バレルから、2020年は同1,140万バレル、2021年は同1,110万バレルに減少する見通しです。

その他

2020年の米電力消費量は、前年比2.4%減となる見通しです。小売電力は商業部門で6.4%減、産業部門で6.0%減となる一方、家庭用電力需要は、在宅勤務の増加により、3.5%増となるとみられています。

また、再生可能エネルギーの利用については、2020年に大きく拡大するとの見通しが示されました。EIAは、風力発電が23.3ギガワット増、太陽光発電が13.7ギガワット増になると試算しています。


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