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金は底堅い動き ドルの動きには注意

金価格下落 ドル高が重石に

金価格は水曜日、やや下落。

NY金先物は、日本時間11時19分、前日終値より9.6ドル安い、1933.6ドルとなっています。

火曜日には、米ドル指数が大きく伸びたことで、金価格も一時1911.7ドルまで下げました。

ただ、株価の下落などを受けて先行き不安が強まり、安全資産の金は買い支えられたようです。

金は底堅い動き ドルの動きには注意

新型コロナウイルスの感染は、8日時点で世界196か国以上、2,730万人以上に広がり、死者は89万人以上に上っています。

一向に収まらない新型コロナの感染拡大や、ブレグジット問題の再燃で、金の安全資産需要は再び高まってきているようです。

英・EU間の貿易協定締結に向けた交渉が難航する中、英政府は、1月に発効した英・EUの離脱協定の一部項目の法的拘束力をなくす法案を準備している、と伝えられています。

EU側はこれに対して警告を発しており、無秩序な「合意なき離脱」となる可能性が再び浮上しています。

2016年に英国のブレグジットが決定した後には、金先物価格は1日で4.69%上昇しました。今後、混乱が大きくなるようであれば、金相場に影響を及ぼすことになるかもしれません。

一方、金価格と逆相関関係が強く見られるドル指数は、今月に入り、1.47%上昇しています。

7月以降のドル安が、金価格の押し上げ要因となっていた面もありますので、ドルが反発したことで、金価格には強い下押し圧力がかかっているとみられます。

他方、市場の目は、今週のECB会合と来週のFOMCに向けられているようです。

ED&Fマン・キャピタル・マーケッツのエドワード・メイア氏は「すべての中銀が同じ船に乗っている。貨幣の増刷、金融緩和を続けなければならず、それは金価格の支えとなる」と指摘しています。

8日も終値は1943.2ドルまで戻しましたので、金相場は底堅いと言えそうですが、ドルの動きには引き続き注意が必要となりそうです。


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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

 

 

 

 

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