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原油価格は65ドルへ? 需要回復期待高まる

原油価格横ばい 在庫減などが支えに

原油価格は水曜日、ほぼ横ばい。

WTI原油先物は、日本時間11時10分、前日終値より0.36ドル高い、43.12ドルとなっています。

8月の米ISM製造業景況指数を受けて景気回復への期待が高まり、原油価格は支えられたようです。

また、API米原油在庫量が6週連続で減少したことも、原油価格のプラス材料となったとみられます。

原油価格は65ドルへ? 需要回復期待高まる    

米供給管理協会(ISM)が1日発表した、8月の製造業総合景況指数は56と、前月の54.2から上昇。市場予想を上回り、2018年11月以来の高水準となりました。

さらに、英アストラゼネカが米国で新型コロナワクチンの最終段階の臨床試験を開始したと伝えられ、景気回復とともに原油需要回復への期待が高まったことで、原油も買われやすくなったようです。

また、財新/マークイットが1日発表した8月の中国製造業PMIは53.1と、前月の52.8から上昇し、約9年半ぶりの高水準となったことも、原油価格の支えとなったとみられます。

ゴールドマンサックスは、来年春にはワクチンが使用できるようになり、原油需要の回復も期待できることから、2021年7-9月期には、原油価格が65ドルまで上昇するとの見通しを示しています。

ただ足元では、株価の上昇に比べて原油価格の動きは鈍く、需給改善に対する懸念は、依然として強いようです。

UAEの8月の産油量が、減産目標水準を日量約10万バレルオーバーしていたことも、原油価格の重石となったようです。

一方、1日発表のAPI米原油在庫量は、前週比約636万バレル減と、予想を上回る減少幅となりました。原油在庫量の減少は、6週連続となります。

ガソリン在庫も同576万バレル減と、大幅に減少。中間留分在庫は同142万バレル減となっています。

ハリケーンの影響による生産減の影響も多少あると考えられますが、需要回復への期待が、原油価格の支えとなった面もあるとみられます。

また、イラクの8月の原油輸出量が、前月比で日量約16.6万バレル減となったことも、原油価格の支えとなったとみられます。

原油市場では、原油需給のバランスが注視されているようです。他の大きな材料がなければ、当面は、慎重な値動きが続きそうです。


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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

 

 

 

 

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