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原油市場に供給過剰懸念 ハリケーンの影響も

原油価格横ばい 米産油量増加で

原油価格は火曜日、ほぼ横ばい。

WTI原油先物は、日本時間11時51分、前日終値より0.38ドル高い、42.99ドルとなっている。

EIAが発表した6月の米産油量が、前月比で増加したことが、原油価格の下押し要因となったようだ。

また、ハリケーンの影響で停止した製油所再開の遅れも、原油価格の弱材料となっているとみられる。

原油市場に供給過剰懸念 ハリケーンの影響も   

先週、米ルイジアナ州に上陸したハリケーンの、原油市場への影響が続いているようだ。

米内務省の発表によると、メキシコ湾海上油田の産油量は、月曜日の時点で、平常時より98.9万バレル(約53%)少ない水準となっている。

最大で84%減となった産油量は、徐々に回復しつつある一方、メキシコ湾岸地域の製油所の再開は難航しているようだ。

ルイジアナ州では大規模な停電が発生しており、電気供給の復旧と製油所の再稼働には、かなり時間がかかる見通しとなっている。

製油所による原油需要が当面下押しされるとの懸念が、原油価格のマイナス材料となっているようだ。

また、米エネルギー省は、米戦略石油備蓄(SPR)基地の一つが、ハリケーンによって甚大な被害を受けたと発表しており、原油市場への影響も懸念される。

原油需要の回復への懸念が続く中、供給過剰への警戒感も強まっているようだ

EIAが31日発表した、6月の米産油量は、前月比約42万バレル増の日量1044万バレルとなり、原油価格への下押し圧力が強まったとみられる。

中国の9月の原油輸入量が減少する見通しとなったことも、原油価格の重石となったようだ。

一方で、アブダビ国営石油会社は31日、9月の原油供給量を30%カットすると発表し、供給減への期待が、原油価格の支えとなっているようだ。

足元はやや弱気材料が多く、原油価格の上値は重い。引き続き、需給材料に注目が集まりそうだ。


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