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原油はやや強気へ? ハリケーンの影響は限定的

原油先物市場 概況(2020年8月24日~8月28日)

WTI原油先物は28日、前週比0.63ドル(1.49%)高い、42.97ドルで取引を終えた。

米メキシコ湾に襲来した2つのハリケーンの影響で、メキシコ湾油田の操業が停止し、一時的な供給減への懸念から、原油相場はやや強気に傾いたようだ。

27日にハリケーン「ローラ」が米ルイジアナ州に上陸したが、石油施設への影響は予想よりも小さく、すぐに再稼働に向けた準備が進められ、原油価格もやや戻した。

ただ、30日時点で、メキシコ湾油田の生産量は、70%減となっており、今週もやや影響が残る可能性はある。

今週の原油価格見通し

先週は、米産油量のおよそ17%を占める、メキシコ湾海上油田へのハリケーン接近が注目されたものの、原油相場への影響は限定的とみられる。

今週は、再び新型コロナの影響に注目が集まりそうだ。

中でも、9月4日に発表予定の米雇用統計の結果は、原油価格にも大きな影響を与える可能性がある。

また、米原油在庫データなど、原油需給に関する材料も、引き続き注視しておく必要がありそうだ。

先週の週足チャートは、転換線を上離れて、実体の小さい陽線で引けた。値位置は強気だが、引き続き上値は重い。このまま狭いレンジでの動きが続けば、今週以降、強気の動きが出てくるかもしれない。今週は、雲の上限の46.97ドルを上抜ければ上へ、転換線41.16ドルのサポートを下回れば下への勢いが強まる可能性がある。

一方、日足チャートは、転換線に支えられ、週末には実体のほとんどない陰線で引けた。値位置は強気だが、大きく上げるには決定的な材料がないことがうかがえる。今週は、引き続き41ドル付近が非常に強いサポートとなり、狭いレンジでの動きが続きそうだ。価格の目安としては、直近高値43.78ドルを上抜ければ上へ、サポートとなっている41ドルを下抜ければ下へ大きく動くことも考えられる。

注目の経済指標、イベント(8月31日~9月5日)

* 8月31日(月) 中8月製造業PMI

* 9月1日(火) ユーロ圏8月製造業PMI、ユーロ圏7月雇用統計、米8月ISM製造業景気指数

* 9月2日(水) 米8月ADP雇用者数、米7月耐久財受注、EIA米原油週間在庫統計

* 9月3日(木) ユーロ圏8月非製造業PMI、米新規失業保険申請件数、米8月ISM非製造業景気指数   

* 9月4日(金) 米8月雇用統計

* 9月5日(土) ベイカー・ヒューズ社 米オイルリグ稼働数、CFTC 原油先物 週間投機筋ポジション


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