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金はもみ合い続く? 足元はやや強気に

金先物市場 概況(2020年8月24日~8月28日)

NY金先物は28日、前週比27.9ドル(1.43%)高い、1974.9ドルで取引を終えた。

30日時点で、新型コロナウイルスの感染確認は、世界196か国以上に広がっており、感染者数は2,500万人以上、84万人以上が亡くなっている。

週前半は、新型コロナ治療法への期待や、米中貿易協議が好感されたことで、安全資産の金需要が減退し、金価格には下押し圧力がかかった。

週後半は、28日のパウエル議長発言をめぐり、大きく動いた。

長期国債利回りの上昇は、金価格のマイナス要因となったものの、FRBがインフレ容認の姿勢を示したことで、金のインフレヘッジ需要が高まり、金価格のプラス要因となったとみられる。

今週の金価格見通し

中長期的には、金の強気のファンダメンタルは変わっていないものの、目先の相場は、米国債利回りや米ドル指数の動きで上下に振れやすくなっているようだ。

投機筋のポジションデータを見ると、買い越し幅は減少傾向にあり、やや弱気にも見えるが、投機筋の買いによる上値余地があるとも言える。

今週は、米経済対策や米中対立などの大きな材料があれば、金価格も大きく動くことになりそうだ。

また、米雇用統計の結果によっては、金相場の動きにも大きな影響が出る可能性がある。

先週の週足チャートは、一時転換線を下回ったものの、終値は転換線を上回り、下ヒゲのやや長い陽線で引けた。値位置は強く、買い支えも強かったため、先週よりも強気に傾いていると言える。今週は、転換線1,934.2ドルのサポートを下回ると、基準線1,770.1ドルに向けて下げていく可能性もある。

一方、先週の日足チャートは、基準線が転換線を上抜け、金曜の終値は転換線と基準線の間で引けた。三角保ち合いを上へ抜けてきたため、やや強気にも見えるが、転換線と基準線の状況を見ると、まだ、もみ合いが続く可能性もある。今週の目安としては、上値を抑えている基準線1,981付近を上抜ければ上への、転換線1960ドル付近を下抜ければ下への動きが強まりそうだ。

注目の経済指標、イベント(8月31日~9月5日)

* 8月31日(月) 中8月製造業PMI

* 9月1日(火) ユーロ圏8月製造業PMI、ユーロ圏7月雇用統計、米8月ISM製造業景気指数

* 9月2日(水) 米8月ADP雇用者数、米7月耐久財受注

* 9月3日(木) ユーロ圏8月非製造業PMI、米新規失業保険申請件数、米8月ISM非製造業景気指数   

* 9月4日(金) 米8月雇用統計

* 9月5日(土) CFTC 金先物 週間投機筋ポジション


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