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ハリケーン「ローラ」上陸 メキシコ湾油田は早くも再開へ  

原油価格横ばい 供給回復見通しで

原油価格は金曜日、ほぼ横ばい。

WTI原油先物は、日本時間12時21分、前日終値より0.06ドル安い、42.98ドルとなっている。

ハリケーンの影響で停止した供給が、速やかに再開される見通しが、原油価格を下押ししたようだ。

一方、原油需要回復や協調減産への期待が、原油価格の支えとなっているとみられる。

ハリケーン「ローラ」上陸 メキシコ湾油田は早くも再開へ  

ハリケーン「ローラ」は、現地時間の27日未明にルイジアナ州に上陸。その後、熱帯低気圧に変わったが、暴風による被害が各地で出ているようだ。

ハリケーン襲来に備えて、メキシコ湾海上油田では、生産量の約84%にあたる、日量150万バレル以上の原油生産が停止され、メキシコ湾岸では多くの製油所や、米政府の原油在庫施設も閉鎖された。

大幅な供給減への懸念から、原油価格はやや押し上げられていたが、ハリケーン上陸後、すでに操業再開の準備を進めている企業もあるようだ。

BPは27日、同社のメキシコ湾海上油田の操業について、再開準備を進めているとコメント。

また、エクソンモービルは、テキサス州の大規模な製油所について、ハリケーンの被害把握に努めている、と発言している。

エドワード・ジョーンズ社のジェニファー・ローランド氏は「彼らは、操業停止・再開を何度も経験しており、数日で操業再開できるだろう」と指摘している。

原油生産の停止は、原油価格の上昇要因となっていたとみられるが、一方で、湾岸地域の製油所の停止は、原油需要の下押し要因となり、原油価格の上値を抑えていたとみられる。

両者がすぐに生産を再開し、周辺地域への被害が大きくならなければ、原油価格への影響は限定的とみられる。

一方、協調減産に参加しているロシアのプーチン大統領が「(原油価格が)もう少し高い方が良い」と発言したと伝わり、同国が減産に真剣に取り組むとの期待が、原油価格の支えとなったとみられる。

世界銀行によると、新型コロナや原油安の影響で、ロシアの2020年の成長率はマイナス6%となる見通しが示されており、ロシアもより高い原油価格を必要としているようだ。


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