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ハリケーン「ローラ」上陸へ 原油相場への影響は? 

原油価格横ばい 供給減懸念が支えに

原油価格は木曜日、ほぼ横ばい。

WTI原油先物は、日本時間11時24分、前日終値より0.05ドル安い、43.34ドルとなっている。

ハリケーンによる供給減懸念や、米原油在庫の減少が、原油価格のプラス材料となったようだ。

一方、新型コロナの感染拡大による原油需要の減少懸念が、原油価格の上値を抑えているとみられる。

ハリケーン「ローラ」上陸へ 原油相場への影響は?   

「猛烈な台風」に匹敵する強さのカテゴリ4に発達したハリケーン「ローラ」が、メキシコ湾岸に接近しており、テキサス州やルイジアナ州では26日までに、約60万人に避難勧告が出された。

メキシコ湾海上油田では、26日時点で310のプラットフォームから職員が退避し、メキシコ湾での生産量の約84%にあたる、日量150万バレル以上の原油生産が停止されている。

また、メキシコ湾岸地域の多くの製油所が操業を停止し、日量およそ290万バレル、米国全体の約15%にあたる量の石油製品精製がストップしている。

短期的な供給減少の懸念が原油価格の支えとなったとみられるが、ハリケーンの原油価格への影響は、一時的なものとなることが多い。

PVMのタマス・バルガ氏は「ハリケーンの危険が過ぎ去れば、再び需要の減少懸念に注目が集まるだろう」と指摘している。

原油需給の状況をはかる指標としても注目される、EIA米原油在庫量は先週、前週比約470万バレル減となった。

米原油在庫は5週連続で減少し、1月余りでおよそ3,000万バレル減少しているが、ハリケーンの影響による製油所の停止が長引けば、原油需要が減少し、原油価格を下押しする可能性もある。

一方、26日発表された7月の米耐久財受注は、前月比11.2%増と、市場予想を大きく上回った。

中でも自動車需要は前月比21.9%増と急増が続いており、燃料需要の回復への期待が、原油価格の支えとなった面もあるようだ。

とはいえ、新型コロナの影響で原油は引き続き上値が重い。需給バランスが大きく崩れるような材料がなければ、小幅な値動きが続きそうだ。


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