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株高で金は売られやすく パウエル議長の演説が焦点に 

金価格は横ばい リスクオンで安全資産需要弱まる

金価格は火曜日、ほぼ横ばい。

NY金先物は、日本時間10時08分、前日終値より1.4ドル高い、1937.5ドルとなっている。

米国で新型コロナ感染症の治療法が特別認可されたことで、金の安全資産需要は減退したようだ。

一方、今週のジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の演説に、注目が集まっている。

株高で金は売られやすく パウエル議長の演説が焦点に  

新型コロナウイルスの感染は、24日時点で世界196か国以上、2,340万人以上に広がり、死者は80万人以上に上っている。

新型コロナの感染拡大が続く中、米食品医薬品局(FDA)は23日、COVID-19から回復した人の血液を投与する治療法を、特別に認可したと発表した。

新型コロナ治療への期待から、株価が上昇。S&P500とNASDAQは、過去最高値を更新した。

逆に安全資産需要は弱まり、金価格は押し下げられたようだ。

また、米国で追加経済対策をめぐる与野党協議が停止していることも、金価格の停滞につながっているようだ。

ブルーライン・フューチャーズのフィリップ・ストレイブル氏は「金は株価上昇でも底堅い動きとなっているが、価格上昇のためには、追加財政政策やインフレなど新たな材料が必要だ」と指摘している。

一方で、市場の関心は、27日に予定されている、ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の演説に集まっている。

さらなる金融緩和政策への言及があれば、再びドル安・金買いにつながる可能性がある。

また、FRBが公式に2%超のインフレを容認することが示されれば、インフレヘッジとして金が買われやすくなり、金価格を押し上げる要因となるとみられる。

ただ、新たなプラス材料がなければ、失望売りで金の下げが深くなることも考えられ、注意が必要だ。

TDセキュリティーズは「金価格が急騰しすぎたことが、貴金属市場で大幅な調整を招いたが、金価格がさらに下がれば、押し目買いも入りやすくなる」と指摘している。

目先は強弱材料が混在しているような状況だが、低金利やインフレ懸念など、中長期的なファンダメンタルは引き続き強く、ある程度下げると買い支えられる展開が予測される。


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