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原油は上値重く 需給の情報に注目

原油先物市場 概況(2020年8月17日~8月21日)

WTI原油先物は21日、前週比0.33ドル(0.79%)高い、42.34ドルで取引を終えた。

原油価格は、OPEC+の減産順守率が高水準となったことや、米原油在庫量の減少などに支えられて推移していたものの、週末にはやや下げる場面があった。

7月のインド石油輸入量の減少や、6月の米燃料需要の減少、米リグ稼働数の増加、リビアの停戦による供給増懸念などが、原油価格を押し下げる要因となったようだ。

一方で、堅調な米経済指標や、ハリケーン接近への懸念が、原油価格の支えとなったとみられる。

今週の原油価格見通し

米メキシコ湾の油田地帯に2つの熱帯低気圧が発達しながら接近している影響で、23日には57.6%(日量約107万バレル)の生産が停止された。

米産油量が減少するとの見通しが原油価格を支えているとみられるが、ハリケーン接近による原油価格への影響は、一時的なものとなる場合が多い。

ただ、周辺地域での被害が大きくなった場合は、消費量の減少懸念から原油価格が下押しされる可能性もあり、状況は注視しておく必要がありそうだ。

その他、経済指標や産油国の動向など、今週も需給の動向に注目が集まりそうだ。

先週の週足チャートは、転換線を上離れて、実体の小さい陽線で引けた。値位置は強気だが、引き続き上値は重い。このまま狭いレンジでの値動きとなれば、今週までは弱気相場が続き、来週にやや強気に転じることになりそうだ。今週は転換線40.51ドルのサポートを下回ると、弱気に傾く可能性がある。

一方、日足チャートは、一時転換線を下回ったものの、週末には転換線で支えられ、小陰線で引けた。引き続き41ドル付近が非常に強いサポートとなり、狭いレンジでの動きが続きそうだが、直近高値43.29ドルを上抜ければ上へ、サポートとなっている41ドルを下抜ければ下へ大きく動くことも考えられる。

注目の経済指標、イベント(8月24日~8月29日)

* 8月25日(火) 独4-6月期実質GDP、独8月Ifo景況感指数、米8月CB消費者信頼感指数

* 8月26日(水) 香港7月貿易収支、米7月耐久財受注、EIA米原油週間在庫統計

* 8月27日(木) 米4-6月実質GDP、米新規失業保険申請件数、米7月中古住宅販売成約指数   

* 8月28日(金) ユーロ圏8月消費者信頼感指数、米7月PCEデフレータ、米8月ミシガン大学消費者信頼感指数

* 8月29日(土) ベイカー・ヒューズ社 米オイルリグ稼働数、CFTC 原油先物 週間投機筋ポジション


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