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金はやや弱気に 短期的には急落も?

金先物市場 概況(2020年8月17日~8月21日)

NY金先物は21日、前週比2.8ドル(0.14%)安い、1947.0ドルで取引を終えた。

24日時点で、新型コロナウイルスの感染確認は、世界196か国以上に広がっており、感染者数は2,320万人以上、80万人以上が亡くなっている。

週初めには、ドル安傾向や、バークシャーによる金鉱株取得の情報を受けて、金価格は上昇。

しかし、19日のFOMC議事録でイールドカーブ・コントロールに否定的なスタンスが示されたことなどを受け、米ドルが反発し、金価格は反落した。

また、21日発表のマークイット米総合PMIが高水準となったことも、金価格の重石となったようだ。

今週の金価格見通し

中長期的には、金の強気のファンダメンタルは変わっていないものの、目先の相場はやや弱含んでいるように見える。7月後半からの急騰分は、いったん打ち消されることも考えられる。

ただ、短期での投機的な市場参加者の動きで、金価格は上にも下にも大きく動く可能性があり、引き続き注意が必要だ。

また、主要6通貨に対するドルの価値を表す米ドル指数との逆相関関係が強くなっており、ドルが戻せば金が下がり、ドルが下げれば金が上がる、という状況はしばらく続くとみられる。

今週も、米GDPや消費者信頼感指数など、米国を始めとする経済指標の結果に注目が集まりそうだ。

先週の週足チャートは、一時転換線付近まで下げたが終値は転換線を上回り、上下にヒゲの長い小陰線で引けた。値位置はまだ強いが、上ヒゲが長く、やや売りが強くなっているようだ。今週は転換線の1,927.8ドルが支えとなりそうだが、ここを下回ると、基準線1,770.1ドルに向けて下げていく可能性もある。

一方、先週の日足チャートは、一時転換線を上回ったものの、基準線付近まで下げ、週末には、基準線に支えられて引けた。転換線が基準線付近まで下げてきていることからも、相場はやや弱気と言えそうだ。今週の目安としては、基準線1,948ドル付近のサポートを下回ると、さらに弱気に傾きそうだ。

注目の経済指標、イベント(8月24日~8月29日)

* 8月25日(火) 独4-6月期実質GDP、独8月Ifo景況感指数、米8月CB消費者信頼感指数

* 8月26日(水) 香港7月貿易収支、米7月耐久財受注

* 8月27日(木) 米4-6月実質GDP、米新規失業保険申請件数、米7月中古住宅販売成約指数   

* 8月28日(金) ユーロ圏8月消費者信頼感指数、米7月PCEデフレータ、米8月ミシガン大学消費者信頼感指数

* 8月29日(土) CFTC 金先物 週間投機筋ポジション


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