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原油は小幅な値動き 需給バランスに注目

原油先物市場 概況(2020年8月10日~8月14日)

WTI原油先物は14日、前週比0.79ドル(1.92%)高い、42.01ドルで取引を終えた。

11日には、米追加経済対策をめぐる与野党の対立が激化していることを受け、対策決定が遅れる懸念が高まったことで、原油も一時大きく売られたようだ。

また、先週発表されたOPEC月報、IEA石油市場レポートで、2020年の石油需要見通しが下方修正されたことも、原油価格の重石になった。

一方、API、EIAデータとも、3週連続で米原油在庫の減少を示したことで、需給改善への期待が、原油価格の支えとなったとみられる。

今週の原油価格見通し

先週のUAEとイスラエルの国交正常化合意や、米国によるイランタンカー拿捕の発表などを受け、中東情勢が緊迫化する懸念が高まっている。

中東には産油国が多く、原油相場にも影響が出る可能性があり、注意する必要がありそうだ。

一方、今週19日には、当初の予定よりも1日遅れで、OPEC+の減産監視委員会(JMMC)が行われる。

今回は、減産幅の変更など大きな材料はないとみられるが、OPEC+の減産も含め、今週も需給の動向に注目が集まりそうだ。

先週の週足チャートは、転換線を上離れて、実体の小さい陽線で引けた。値位置はまだ強気だが、値動きは小さく、引き続き上値は重い。このまま狭いレンジでの値動きとなれば、来週までは弱気相場が続き、翌週にやや強気に転じることになりそうだ。今週の目安としては、転換線40.30ドルがサポートとなり、ここを下回ると、下方向への勢いが強まる可能性がある。

一方、日足チャートは、転換線が200日移動平均線・基準線を上抜け、週末には転換線で支えられて、陰線で引けた。引き続き41ドル付近が非常に強いサポートとなり、狭いレンジでの値動きが続きそうだが、直近の高値42.9ドルを上抜ければ上へ、41ドルを下抜ければ下へ大きく動くことも考えられる。

注目の経済指標、イベント(8月17日~8月22日)

* 8月17日(月) 米8月NY連銀製造業景気指数

* 8月18日(火) 米7月住宅建設着工数

* 8月19日(水) 英7月CPI・PPI、ユーロ圏7月CPI、OPEC閣僚会合、EIA米原油週間在庫統計

* 8月20日(木) FOMC 7月議事録、米8月フィラデルフィア連銀景況指数、米新規失業保険申請件数   

* 8月21日(金) ユーロ圏8月製造業・非製造業PMI、米7月中古住宅販売件数

* 8月15日(土) ベイカー・ヒューズ社 米オイルリグ稼働数、CFTC 原油先物 週間投機筋ポジション


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