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金は上昇一服 調整下げの目安は?

金先物市場 概況(2020年8月3日~8月7日)

NY金先物は7日、前週比42.1ドル(2.12%)高い、2,028.0ドルで取引を終えた。

9日時点で、新型コロナウイルスの感染確認は、世界196か国以上に広がっており、感染者数は1,960万人以上、72万人以上が亡くなっている。

NY金先物価格は先週、過去最高値をさらに更新し、一時2,089.2ドルをつけた。

新型コロナの感染拡大に加え、ドル安傾向が強まったことが、金価格を押し上げたようだ。

しかし、7日発表された米雇用統計の結果が事前予想よりもよかったことで、ドル指数は反発。金価格には下押し圧力がかかったと見られる。

今週の金価格見通し

7日発表された米雇用統計は、前月比148.0万人増と、雇用者数の伸びは前月に比べて鈍化したものの、労働市場の回復は続いていることが示された。

景気回復が停滞するとの懸念がやや後退し、ドルが持ち直したことで、先週のドル安による値上がり分は、打ち消されつつあるようだ。

今週、ドル高傾向がさらに強まると、金価格への下げ圧力も強まり、調整が深くなる可能性もある。

また、米国の追加経済対策について、先行きの不確実性が増している中で、米ドルや国債利回りなどの動きが、引き続き金価格に影響を与えることになりそうだ。

先週の週足チャートは、価格が転換線をさらに上離れ、上ヒゲの長い陽線で引けた。値位置は相当強いが、売りに押されて上昇の勢いは弱まっているようだ。今週の目安としては、引き続き2,000ドルが、心理的な抵抗として意識されそうだ。また、転換線の1,897.7ドルが下値目安となりそうだ。

一方、先週の日足チャートでは、価格が転換線をさらに上離れ、一時2,080ドルを超えたものの、週末には大陰線で引けた。値位置は強気継続だが、転換線2,010ドル付近までの調整はありそうだ。そこを下抜ける場合は、基準線1,930ドル付近までの下げもあり得る。

注目の経済指標、イベント(8月10日~8月15日)

* 8月10日(月) 中7月CPI・PPI

* 8月11日(火) 英7月雇用統計、ユーロ圏8月ZEW景況感指数、米7月PPI

* 8月12日(水) 英4-6月期実質GDP、ユーロ圏6月鉱工業生産指数、米7月CPI

* 8月13日(木) 独7月CPI、米新規失業保険申請件数   

* 8月14日(金) 中7月小売売上高、米7月小売売上高、米8月ミシガン大学消費者信頼感指数

* 8月15日(土) CFTC 金先物 週間投機筋ポジション


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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

 

 

 

 

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