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米原油在庫大幅減 需要の改善期待高まる

原油価格横ばい 米在庫減が支えに

原油価格は木曜日、ほぼ横ばい。

WTI原油先物は、日本時間11時49分、前日終値より0.01ドル安い、42.18ドルとなっている。

EIA米原油在庫量の大幅減やドル安を受けて、原油価格は水曜日、一時43ドルを超えた。

一方、新型コロナ感染拡大の影響で、原油需要が減少するとの懸念が、上値を抑えているようだ。

米原油在庫大幅減 需要の改善期待高まる

EIAが5日発表した米原油在庫量は、前週比約740万バレル減と、前週の1,060万バレル減に続き、2週連続で大幅減となった。

市場予想の300万バレル減を上回る減少幅となったことで、供給過剰懸念がさらに後退し、原油価格の支えとなったようだ。

また、5日発表された7月のISM非製造業総合指数が、2019年3月以来の高水準となったことなど、景気回復への期待がやや高まったことも、原油価格の支えとなったとみられる。

さらに、ADP雇用統計が予想を下回ったことや、米議会で追加経済対策の協議が難航していることなどで、米ドルが押し下げられたことが、原油などコモディティ相場にはプラスに働いた面もあるようだ。

オアンダのクレイグ・アーラム氏は「コモディティ全般が、ドル安の恩恵を受けているが、特に割安な原油に資金が流入したようだ」と述べている。

ただ、雇用の悪化や追加経済対策の遅れは、原油需要回復の遅れにつながり、原油価格の下押し要因にもなり得る。

一方、新型コロナの感染拡大による、原油需要の下押し懸念が、引き続き原油価格の上値を抑えているとみられる。

新型コロナの感染は、特に米国やブラジル、インドなどで広がっており、5日時点で新型コロナ肺炎による死者数は、世界で70万人を超えた。

米国などでドライブシーズンが間もなく終了する中で、ガソリン在庫が増加していることも、原油価格の重石となっているようだ。

上昇圧力も強まっているが、原油相場は当面、需給のバランスを見ながらの慎重な動きが続きそうだ。


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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

 

 

 

 

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