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強気の金相場 ドル安・低金利が強材料に

金は最高値更新 NY先物2070.3ドルを記録

金価格は木曜日、やや上昇。

NY金先物は、日本時間11時03分、前日終値より6.2ドル高い、2055.5ドルとなっている。

ドル安や国債利回りの低下に後押しされ、金価格は水曜日、過去最高値をさらに更新した。

一方で、短期間で大幅に上昇していることから、大幅な調整の可能性も指摘されている。

強気の金相場 ドル安・低金利が強材料に  

新型コロナウイルスの感染は、5日時点で、世界196か国以上、1,850万人以上に広がり、死者は70万人以上に上っている。

新型コロナパンデミックが金融市場にも大きな影響を与える中、安全資産の金価格は、年初来およそ34%上昇している。

景気の先行き不安とともに投資家の懸念材料となっているのが、大規模な景気刺激策がインフレの引き金となり、金融資産の価値が目減りするリスクだ。

物である金はインフレによって価値が低下しにくく、インフレリスクのヘッジ先として選ばれやすい。

TDセキュリティーズのバート・メレク氏は「ドル安が進み、米国債金利はさらに低下し、インフレ期待は上昇している。これらが意味するのは、金保有コストの低下だ」と指摘している。

米国10年債の実質利回りは、今年初めの0.1%付近から、マイナス1.06%まで低下している。

また、米議会で追加経済対策の協議が難航していることなどで米ドルが押し下げられたことも、金価格の強材料となっているとみられる。

共和・民主両党の代表は、5日も早期合意に向けて協議したものの、合意案の策定には至らなかった。上院共和党のマコネル院内総務は、協議は来週も続くと述べ、週内の関連法成立は断念されたようだ。

一方、金価格は2週間で200ドル以上上昇しており、調整が入りやすいとも考えられる。

貴金属専門家のロビン・バー氏は「国債利回りの反発やドル高の兆しが見られれば、金価格は押し下げられる可能性がある」と指摘している。

当面は、ドルや金利など、金価格高騰の要因になっているものの動向に注目する必要がありそうだ。


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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

 

 

 

 

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