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金は2,000ドル突破 強気相場継続か

金先物市場 概況(2020年7月27日~7月31日)

NY金先物は31日、前週比88.4ドル(4.66%)高い、1985.9ドルで取引を終えた。

2日時点で、新型コロナウイルスの感染確認は、世界196か国以上に広がっており、感染者数は1,780万人以上、68万人以上が亡くなっている。

金価格は先週、2011年につけた1923.7ドルを超え、過去最高値を更新した。

新型コロナの感染拡大に加え、金融・財政経済対策への期待やドル安が、金価格を押し上げたようだ。

一方、短期的な利確の売りも出やすくなっているとみられる。先週火曜日時点の投機筋の買い越し幅は、前週比マイナス29,635枚となっている。

今週の金価格見通し

30日発表された4-6月期の実質GDP速報値は、前期比32.9%減と、下げ幅が過去最大となった。

景気回復に時間がかかるとの懸念が強まる中、今週は各国の7月PMIや、米7月雇用統計の結果に注目が集まりそうだ。

景気の先行き不安がさらに高まれば、金価格にはさらに上昇圧力がかかることになりそうだ。

また、米経済の落ち込みが他地域と比べ大きい結果となれば、ドル売りが進み、金価格を押し上げると考えられる一方、ドルが反騰するようであれば、金価格を下押しする可能性もある。

先週の週足チャートは、価格が転換線をさらに上離れ、2週連続大陽線で引けた。値位置は相当強いが、急騰後は調整の下げも深くなる可能性があり、注意が必要だ。今週の目安としては、2,000ドルが心理的な抵抗となる一方、転換線の1,845.1ドルが下値目安となりそうだ。

一方、日足チャートでは、価格が転換線をさらに上離れ、週末に一時2,000ドルを超えたものの、上値をやや抑えられて引けた。値位置は強気継続だが、転換線1,925ドル付近までの調整はありそうだ。RSIでは、いわゆる「買われすぎ水準」でさらに上昇しており、上昇の勢いの強さがうかがえる。

注目の経済指標、イベント(8月3日~8月8日)

* 8月3日(月) 中7月財新製造業PMI、ユーロ圏7月製造業PMI、米7月ISM製造業景気指数

* 8月4日(火) ユーロ圏6月PPI、米6月製造業新規受注、米6月耐久財受注

* 8月5日(水) ユーロ圏7月非製造業PMI,米7月ADP雇用者数、米7月ISM非製造業景気指数

* 8月6日(木) 英8月中銀政策金利、米新規失業保険申請件数   

* 8月7日(金) 中7月貿易収支、米7月雇用統計

* 8月8日(土) CFTC 金先物 週間投機筋ポジション


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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

 

 

 

 

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