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原油は上値重く 需給バランスがカギに

原油先物市場 概況(2020年7月20日~7月24日)

WTI原油先物は24日、前週比0.54ドル(0.54%)高い、41.29ドルで取引を終えた。

新型コロナのワクチン開発への期待などから、原油価格は一時急騰する場面もあったが、新型コロナの感染拡大や、米原油在庫の増加、米中対立激化への懸念などを受け、週後半にかけて下押しされた。

22日発表のEIA米原油在庫は、前週比約490万バレル増となり、原油需要の回復期待はやや後退した。

一方で、OPEC+の減産や、ドル安が進んだことでドル建ての原油が買われやすくなったことが、相場の支えとなったようだ。

今週の原油価格見通し

24日発表の米オイルリグ稼働数は前週比1基増と、およそ4か月ぶりに増加に転じた。

リグ稼働数の増加がすぐに米産油量の増加につながるわけではないが、シェール業界にも回復の兆しが出てきたようだ。

原油価格の回復を受けて、米シェール企業が生産を再開し、再び供給過剰が拡大する可能性も指摘される一方で、米産油量が2020年初旬の水準まで戻すことはない、との見方もある。

新型コロナの感染拡大などにより、原油需要の回復が遅れる可能性も指摘されている。需給バランスが今後どちらに傾くのか、判断材料に注目が集まりそうだ。

先週の週足チャートは転換線・基準線から上離れ、先週に続いて実体の小さい陽線で引けた。値位置は強気と言えるが、基準線は引き続き下方向へ向いており、価格が一段高とならなければ、8月中は弱気相場が続きそうだ。今週の目安としては、転換線の38.39ドルを下回れば下への勢いが強まりそうだ。

一方、日足チャートは200日移動平均線を上回ったものの、上値は重く、引き続き狭いレンジでの動きとなった。ボリンジャーバンドの幅もかなり狭まっており、これが拡大し始めると、大きなトレンドとなる可能性がある。下値目安は、基準線の39.8ドル付近、雲の上限35~37ドル付近と考えられる。

注目の経済指標、イベント(7月27日~8月1日)

* 7月27日(月) 独7月Ifo景況感指数、香港6月貿易収支、米6月耐久財受注

* 7月28日(火) 米7月CB消費者信頼感指数

* 7月29日(水) 米6月卸売在庫、米6月中古住宅販売成約指数、EIA米原油週間在庫統計

* 7月30日(木) FRB7月政策金利、ユーロ圏6月雇用統計、米Q2実質GDP、米新規失業保険申請件数   

* 7月31日(金) 中7月製造業PMI、ユーロ圏Q2実質GDP、米7月ミシガン大学消費者信頼感指数

* 8月1日(土) ベイカー・ヒューズ社 米オイルリグ稼働数、CFTC 原油先物 週間投機筋ポジション


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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

 

 

 

 

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