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金はまだ上がる? 過去最高値目前に

金先物市場 概況(2020年7月20日~7月24日)

NY金先物は24日、前週比87.5ドル(4.83%)高い、1897.5ドルで取引を終えた。

26日時点で、新型コロナウイルスの感染確認は、世界196か国以上に広がっており、感染者数は1,600万人以上、64万人以上が亡くなっている。

新型コロナの感染拡大が止まらない状況を受け、金の安全資産需要は引き続き高いとみられる。

また、ドルが2年ぶりの低水準となっていることや、低金利継続、米中対立激化なども、金価格を押し上げる要因となったようだ。

一方、金価格急騰の影響を受け、金よりも割安な銀相場にも資金が流入し、銀価格も急騰した。

今週の金価格見通し

先週は、EUで7,500億ユーロ規模の復興基金創設が合意されたことや、ユーロ圏PMIの改善が見られたこと、米中対立激化への懸念などから、ドル売りの傾向が強まったようだ。

今週も、米中対立の状況や、各国経済指標の結果によっては、一段のドル安もあり得る。

通貨安は金価格の強材料となりやすいことに加え、金を含めドル建ての商品は、ドル安になると買われやすくなる傾向がある。

一方、約9年ぶりの高値圏にある金相場は、少しの下げ材料で利確売りが集中する可能性もあり、注意が必要だ。

先週の週足チャートは、価格が転換線をさらに上離れ、大陽線で引けた。値位置はかなり強く、上昇の勢いが強まっているようだ。過去最高値1923.7ドルも視野に入ってきており、最高値を更新する可能性もある。一方、転換線の1793.1ドルが、今週の下値目安となりそうだ。

一方、先週の日足チャートは、価格が転換線を上離れ、前週末から6日続伸して引けた。値位置は強気継続、ボリンジャーバンドの幅も拡大に転じており、強い上昇トレンドとなる可能性もある。今週の目安としては、転換線1855ドル付近を下抜けると基準線1821ドル付近まで下げることも考えられる。

注目の経済指標、イベント(7月27日~8月1日)

* 7月27日(月) 独7月Ifo景況感指数、香港6月貿易収支、米6月耐久財受注

* 7月28日(火) 米7月CB消費者信頼感指数

* 7月29日(水) 米6月卸売在庫、米6月中古住宅販売成約指数

* 7月30日(木) FRB7月政策金利、ユーロ圏6月雇用統計、米Q2実質GDP、米新規失業保険申請件数  

* 7月31日(金) 中7月製造業PMI、ユーロ圏Q2実質GDP、米7月ミシガン大学消費者信頼感指数

* 8月1日(土) CFTC 金先物 週間投機筋ポジション


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