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金は調整の下げも? 米中対立も支えに

金先物市場 概況(2020年7月13日~7月17日)

NY金先物は17日、前週比8.1ドル(0.45%)高い、1810.0ドルで取引を終えた。

19日時点で、新型コロナウイルスの感染確認は、世界196か国以上に広がっており、感染者数は1,430万人以上、60万人以上が亡くなっている。

新型コロナの感染拡大が止まらない状況を受け、金の安全資産需要は高止まりしているようだ。

ただ、新型コロナの経済への影響がさらに深刻になっていくと、リスク回避と流動性の確保のために、金よりもドルが買われやすくなる傾向があり、先週も一時ドル買い・金売りの動きが強まった。

一方、米中対立激化に対する懸念も、金価格の支えとなっているとみられる。

今週の金価格見通し

米国での新型コロナ感染拡大に歯止めがかからない状況で、安全資産の金需要は高まっている。

また、新型コロナとともに、米中対立の激化も、引き続き金価格の支えとなりそうだ。

米国は、すべての中国共産党員に対して渡米禁止を検討しているとも伝えられており、両国の対立がさらに深まる可能性もある。

両国の対立は、当然金融相場にも影響を与える。制裁と報復の連鎖が止まらないようであれば、金価格はさらに押し上げられるかもしれない。

先週の週足チャートは価格が転換線を上離れ、比較的実体の小さい陽線となった。値位置は引き続き強気と言えるが、6週続伸しており、そろそろ調整が入るかもしれない。今週も、転換線の1750.8ドルが下値の目安となりそうだ。この水準を下抜けた場合は、基準線の1640.4ドル付近までの下落もあり得る。

一方、先週の日足チャートでは、価格が転換線を下回る場面もあったが、週末の終値は転換線を上回って引けた。値位置は強気継続と言えそうだが、上昇の勢いは弱まっているようだ。今週の目安としては、転換線の1810ドル付近を下抜けると、基準線1768ドル付近まで下げることも考えられる。また、MACDがsignalを下抜けており、今週はやや下げる可能性もありそうだ。

注目の経済指標、イベント(7月20日~7月25日)

* 7月20日(月) 日6月貿易収支、ユーロ圏5月経常収支

* 7月21日(火) 日6月CPI

* 7月22日(水) 米6月中古住宅販売件数

* 7月23日(木) 米新規失業保険申請件数、ユーロ圏7月消費者信頼感指数   

* 7月24日(金) ユーロ圏7月製造業・非製造業PMI、米6月新築住宅販売件数

* 7月25日(土) CFTC 金先物 週間投機筋ポジション


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NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

 

 

 

 

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