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原油価格は小幅な値動き 新型コロナ拡大が重石に

原油価格横ばい 新たな材料乏しく

原油価格は金曜日、ほぼ横ばい。

WTI原油先物は、日本時間12時18分、前日終値より0.13ドル高い、40.88ドルとなっている。

新型コロナの感染拡大やOPEC+の減産幅縮小を受け、原油価格は上値を抑えられているようだ。

一方で、原油需要回復への期待が、原油価格の支えとなっているとみられる。

原油価格は小幅な値動き 新型コロナ拡大が重石に

新型コロナの感染拡大が続いている。ロイターによると、世界で60万人近くの人々が、COVID-19によって亡くなっている。

感染拡大を防ぐため、再び経済活動も制限されつつあり、原油需要の下押し懸念が、原油価格の上値を抑えているようだ。

スタンダード・チャータードはレポートで、需要や在庫の状況を見る限り、米国の石油市場の需給は均衡には程遠い、と指摘している。

ただ、今週発表されたデータや見通しは、原油需要の堅調な回復を示しているものが多い。

EIAが15日発表した米原油在庫量やガソリン在庫量は前週から減少し、14日発表のOPEC月報では、需要の回復による供給不足の可能性が指摘されている。

中国の6月の製油量は、消費量の拡大を受けて前年同期比9%上昇し、過去最高水準となった。

また、IEAのビロル事務局長は15日、原油需給は均衡しつつあるとの見通しを示している。

一方、供給面では、OPEC+が15日、8月以降の減産幅を、現在の970万バレルから770万バレルに縮小することで合意した。

ライスタッド・エナジーのパオラ・ロドリゲス・マシウ氏は「200万バレルの増産は小さくないが、予想よりも遅れたとしても、需要の回復で相殺されるだろう」と指摘している。

サウジアラビアのアブドゥルアジズ エネルギー相は、同国の8・9月の産油量について、減産目標水準よりも少ない、日量810~830万バレルとなる見通しを示した。

特に需要面は、コロナ次第でなかなか見通せない状況が続いている。大きな材料がなければ、当面は小幅な値動きが続きそうだ。


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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

 

 

 

 

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