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新型コロナ感染拡大 現金化の再来に注意

金価格下落 ECB政策据え置きで

金価格は金曜日、下落。

NY金先物は、日本時間10時55分、前日終値より4.6ドル安い、1795.7ドルとなっている。

ドルの反発や、ECBの追加金融政策がなかったことで、利確の売りが出やすくなっているようだ。

一方、新型コロナの感染拡大や、米中対立激化への懸念が、金価格を支えているとみられる。

新型コロナ感染拡大 現金化の再来に注意

新型コロナウイルスの感染は、17日時点で世界196か国以上、1,360万人以上に広がり、死者は58万人以上に上っている。

米国では16日、6.7万人以上の新規感染者が確認された。米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は、適切な対策が取られなければ、1日10万人以上となる可能性もあると警告している。

感染拡大に歯止めがかからない状況を受け、金の安全資産需要は高止まりしているとみられる。

また、米中対立の激化も、金価格の支えとなっているようだ。

トランプ米政権が8月から中国の通信大手華為技術(ファーウェイ)の締め出しを強化することが明らかになり、米中関係の悪化への懸念が広がっている。

一方、オアンダのエドワード・モヤ氏は「ECBが現状維持を発表し、当面は追加の金融政策が行われないとの見方が広がったことで、金価格上昇の勢いがややそがれたようだ」と指摘。

ECBはパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の規模を1兆3500億ユーロに据え置き、中銀預金金利もマイナス0.5%で維持すると発表した。

また、ドル指数がやや戻したことも、金価格の上値を抑える材料となったようだ。

新型コロナの経済への影響がさらに深刻になっていくと、流動性の確保のためにドルが買われ、金を含めた他の金融資産は売られやすくなる。

モヤ氏は「利確の売りも出ているが、中長期で買いポジションを持っている投資家はポジションを維持しており、さらに押し目で買いを入れようとしている」とも述べている。

金価格は底堅い値動きを続けそうだが、ドルの動向にも注意する必要がありそうだ。


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