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低金利・インフレと金価格

トピックス:低金利・インフレと金価格

金価格は今年、新型コロナの感染拡大の影響で、年初来18%超の上昇となっています。

3月には、金も一時売り込まれる場面がありましたが、先行き不安を受け、安全資産需要は高まり続けているようです。

☛ 参考:2020年3月 金売り込みの正体は?

しかし、金価格を押し上げている要因は、安全資産需要だけではありません。

特に注目されているのが、低金利とインフレ懸念です。

新型コロナの経済への影響を和らげるため、各国中銀は積極的に利下げを行っています。米国も、実質ゼロ金利まで政策金利を引き下げています。

低金利環境は、金利のつかない金価格の強材料とみなされています。

また、「物」である金は、インフレヘッジとして買われやすい特徴もあります。

☛ 参考:意外と知らない!? 金価格の変動要因

☛ 参考:金利と金(ゴールド)投資

TDセキュリティーズは「(米国)10年債利回りは、期待インフレ率以上の下落率となっており、それが金価格の押し上げ要因となっている」と指摘しています。

期待インフレ率が国債利回りよりも高くなると、実質金利はマイナスとなります。

コロナショック後は、国債利回りの下落幅の方が期待インフレ率の下落幅よりも大きくなっていることで、両者の差は拡大しています。

これを、コロナショック後の金価格の値動きと重ねると、期待インフレ率と国債利回りの差の拡大と、金価格の動きには、連動性がみられます。

もちろん、いつでもそうなる訳ではありませんが、少なくとも足元では、金利やインフレの動向が強く意識され、価格に影響を与えていると言えそうです。

コロナ禍の金相場を見極めるためには、リスク資産との関係だけでなく、金利との関係も見ておく必要がありそうです。


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