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原油は小幅な動き 先行き見通し立たず

原油先物市場 概況(2020年7月6日~7月10日)

WTI原油先物は10日、前週比0.10ドル(0.25%)安い、40.55ドルで取引を終えた。

新型コロナの感染拡大が続き、原油需要が減少するとの懸念から、原油価格は大きく下げる場面もあったが、株価の反発やIEAによる需要見通しの改善を受けて反発した。

IEAは10日発表したレポートで、2020年の原油需要見通しを日量9,210万バレルとし、前月のレポートから約40万バレル上方修正している。

一方、米産油量の先行指標となる米オイルリグ稼働数は、17週連続で減少し、過去最低の水準まで落ち込んだ。

今週の原油価格見通し

各国で新型コロナの感染拡大が続き、原油需要の回復が遅れるとの懸念が、引き続き原油価格の重石となっているようだ。

一方、15日に予定されているOPEC+の減産監視委員会を前にして、OPEC+による協調減産への期待が、原油価格を支えているようだ。

現時点では、OPEC+は8月以降、減産幅を現在の日量970万バレルから、770万バレルに縮小する予定となっている。減産幅を維持するのか縮小するのか、OPEC+の今後の方針に、原油価格も反応しそうだ。

先週の週足チャートは転換線・基準線から上離れ、実体の小さい陽線で引けた。価格水準が変わらない場合、基準線は下方向へ向かうとみられ、弱気に傾いていると言えそうだ。今週の目安としては、転換線の35.59ドルを下回れば下へ、3月の下落前水準41.28ドルを上回れば上への勢いが強まりそうだ。

一方、日足チャートは、一時は転換線を下回る場面もあったが、200日移動平均線と転換線の間の狭いレンジでの値動きとなった。価格の目安としては、200日移動平均線の41ドル水準を超えれば強気へ、基準線の38ドル付近を下抜けると雲の32~34ドル付近までの下げもあり得る。また、ボリンジャーバンドのバンド幅がかなり狭まっており、これが再び広がり始めると、大きなトレンドが始まる可能性もある。

注目の経済指標、イベント(7月14日~7月18日)

* 7月14日(火) 中6月貿易収支、OPEC月報、ユーロ圏7月ZEW景況感指数、米6月CPI

* 7月15日(水) 日銀7月政策金利、米7月NY連銀製造業景気指数、EIA米原油週間在庫統計

* 7月16日(木) 中4-6月実質GDP、ECB7月政策金利、米7月フィラデルフィア連銀景況指数、米新規失業保険申請件数

* 7月17日(金) 米7月ミシガン大学消費者信頼感指数

* 7月18日(土) ベイカー・ヒューズ社 米オイルリグ稼働数、CFTC 原油先物 週間投機筋ポジション


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