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金は強気継続? 感染拡大懸念強まる

金先物市場 概況(2020年7月6日~7月10日)

NY金先物は10日、前週比11.9ドル(0.66%)高い、1801.9ドルで取引を終えた。

13日時点で、新型コロナウイルスの感染確認は、世界196か国以上に広がっており、感染者数は1,270万人以上、56万人以上が亡くなっている。

新型コロナの感染拡大が止まらない状況を受け、金の安全資産需要が高まっているようだ。

週後半には、ドル指数の高まりや株価の反発を受けて金価格はやや下げたものの、NY金先物は5週続伸となった。

また、金融緩和政策が続くことによるインフレ懸念も、金価格の支えとして機能しているとみられる。

今週の金価格見通し

新型コロナの新規感染者数が増え続けていることで、景気後退への警戒が再度強まっており、金の安全資産需要は引き続き高止まりしている。

安全資産需要とともに、低金利やインフレ懸念も、金価格を支える材料となりそうだ。

一方、先行き不安が急激に高まり、3月のように現金化の流れが強まると、金も大きく売られる可能性があるため、金融相場全体の動きを注視しておく必要がありそうだ。

今週は、最新の景況指数の発表もあり、結果によって金価格も変動することになりそうだ。

先週の週足チャートは、価格が転換線を上離れ、上ヒゲの長い陽線で引けた。上値はやや重いものの、値位置は強気継続と言えるだろう。今週は、転換線の1750.8ドルが下値の目安となりそうだ。この水準を下抜けた場合は、基準線の1640.4ドル付近までの下落もあり得る。

一方先週の日足チャートは、安値が転換線に支えられる形で推移し、週末の終値も転換線を上回った。転換線を割り込んでおらず、相場は強気に傾いていると言えそうだ。今週の目安としては、転換線の1,798ドル付近を下抜けると、基準線1,750ドル付近まで下げることも考えられる。また、1,800ドルが心理的な支えとなる一方、1,800ドルを下回ると売りが加速する可能性もあり、注意が必要だ。

注目の経済指標、イベント(7月14日~7月18日)

* 7月14日(火) 中6月貿易収支、ユーロ圏7月ZEW景況感指数、米6月CPI

* 7月15日(水) 日銀7月政策金利、米7月NY連銀製造業景気指数

* 7月16日(木) 中4-6月実質GDP、ECB7月政策金利、米7月フィラデルフィア連銀景況指数、米新規失業保険申請件数

* 7月17日(金) 米7月ミシガン大学消費者信頼感指数

* 7月18日(土) CFTC 金先物 週間投機筋ポジション


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