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安全資産需要拡大 コロナ対策も強材料に

金価格横ばい 9年ぶり高値水準で

金価格は木曜日、ほぼ横ばい。

NY金先物は、日本時間11時12分、前日終値より0.2ドル高い、1820.8ドルとなっている。

新型コロナの感染拡大を受け、安全資産の金需要がさらに強まっているようだ。

追加の経済対策への期待もあり、NY金先物価格は2011年9月以来の高値水準となっている。

安全資産需要拡大 コロナ対策も強材料に

新型コロナウイルスの感染は9日時点で世界196か国以上、1,190万人以上に広がり、死者は54万人以上に上っている。

米国では、総感染者数が300万人を超えたが、直近1か月での感染者数が100万人以上となっており、急速な感染拡大への警戒感が強まっているようだ。

新型コロナの感染拡大を受け、金の安全資産需要は増え続けているようだ。

ワールド・ゴールド・カウンシルが7日に発表したデータによると、金の裏付けがある金ETFを発行しているSPDRゴールドトラストの金保有量は、2020年上半期で734トン増加した。

スタンダード・チャータードのスキ・クーパー氏は「強い経済指標やリスクオン傾向にもかかわらず、金価格は引き続き安全資産需要に支えられている。低金利も金の強材料となる」と述べている。

新型コロナの感染拡大による景気後退懸念とともに、各国政府や中銀による経済対策も、金価格の強材料となっているとみられる。

ハイリッジ・フューチャーズのデビッド・メガー氏は「金価格上昇要因の柱は、財政・金融政策だ」と指摘。

同氏は「継続的な資金投入が金融市場を支え、大量の資金投入による通貨安が、コモディティ、特に金や銀の価格を支える」と述べている。

NY銀先物価格は8日、前日終値より2.47%高い19.160ドルで引けている。長らく上値抵抗となっていた18.875ドルを上抜けてきており、金と同様、強気に傾いているようだ。

☛ 参考:本日の注目チャート【銀先物】

安全資産需要がこれだけ強いということは、先行き不安が強いということでもある。金は当面、強気を継続しそうだが、先行きの見通しが明るくなれば、抜けた時の反動は大きくなる可能性もありそうだ。


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