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原油は小幅な値動き続く 決定的な材料なく

原油価格横ばい ガソリン在庫減で

原油価格は木曜日、ほぼ横ばい。

WTI原油先物は、日本時間11時13分、前日終値より0.11ドル安い、40.79ドルとなっている。

米ガソリン在庫が大幅減となったことを受け、需要回復期待で原油価格は押し上げられたようだ。

一方で、原油在庫の増加やリビアの供給再開などが弱材料となり、上値は限定的となったとみられる。

原油は小幅な値動き続く 決定的な材料なく

EIAが8日発表した先週のガソリン在庫は、前週比で日量約480万バレル減と大きく減少。ガソリン需要は日量約880万バレルと、3月中旬の水準まで回復している。

同時に発表された先週のEIA原油在庫は、前週比約570万バレル増、中間留分在庫は約310万バレル増となっており、ガソリン在庫の減少による原油価格の上昇分を相殺したとみられる。

みずほNYのボブ・ヨーガー氏は「夏期のガソリン在庫減は自然なことだが、原油在庫などの積み上がりは異常だ」と指摘している。

中でもメキシコ湾岸地域の原油在庫は先週、約500万バレル増と大きく増加している。

ただ、CHSヘッジングのトニー・ヘッドリック氏は「海上保管されていた原油が陸揚げされただけで、弱材料とは言えない」と指摘している。

また、EIAデータによると、米産油量は、コロナ前と比べて日量200万バレル以上減少している。今後も需給の状況には注目が集まりそうだ。

一方、リビアの国営石油会社(NOC)は8日、エス・サイダー石油ターミナルの再開を宣言した。

今のところ、武装勢力がタンカーへの石油積み込みを妨害しており、石油の輸出再開には至っていないようだ。

リビアでは、昨年4月以降内戦が激化しており、東部の石油輸出港の封鎖が続いていた。現在も、ラスラヌフ港、ブレガ港、ズウェティナ港などでは、フォース・マジュールが発動されたままだ。

☛ 参考:産油国リビアの現状

今週に入り、ブレント原油・WTI原油とも、1%未満の小幅な値動きとなっている。材料次第で大きく動き出す可能性もあり、注意が必要となりそうだ。


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遠藤 結香

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