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強弱材料がせめぎ合い 原油相場の行方は?

原油価格横ばい 感染拡大で上値重く

原油価格は火曜日、ほぼ横ばい。

WTI原油先物は、日本時間11時55分、前日終値より0.19ドル安い、40.44ドルとなっている。

OPECの動きや、リスクオン傾向を受けて、原油は買われやすい状況になっているとみられる。

一方で、新型コロナ感染拡大による需要減懸念が、引き続き原油価格の上値を抑えているようだ。

強弱材料がせめぎ合い 原油相場の行方は?

EU統計局が6日発表した5月のユーロ圏小売売上高は、予想を上回る前月比17.8%増。同日発表された6月の米ISM非製造業総合景況指数は、4か月ぶりの高水準となった。

また、OilXの調査によると、6月の中国の原油輸入量は、日量1,193万バレルと、過去最高を記録。前月からは約82万バレル増と、大幅な増加となった。

新型コロナウイルス感染拡大に伴うロックダウンが緩和され、経済活動がより広範囲に再開されたことで、原油需要の回復期待も高まり、原油価格の支えとなったようだ。

一方で、産油国の動きにも注目が集まっている。

サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコは、8月のアジア向け公式販売価格(OSP)をバレルあたり1ドル引き上げ、欧米向けのほぼすべての油種についても、OSPを引き上げると発表した。

また、リビアでは再び緊張が高まり、封鎖された港からの原油輸出の再開も難しくなっているようだ。リビアからの原油供給がさらに減少する可能性があり、原油価格には強材料となったとみられる。

☛ 参考:産油国リビアの現状

ただ、新型コロナの感染拡大により、再度原油需要が下押しされる懸念も広がっている。

アゲイン・キャピタルのジョン・キルダフ氏は「独立記念日を含む先週末の連休も、期待されたほどはガソリン需要が伸びず、クッシング在庫は積みあがった」と指摘している。

ジェンスケープは、原油集積地であるオクラホマ州クッシングの原油在庫が、約250万バレル増加したことを報告している。

原油市場では、原油需要の回復と、再ロックダウンへの懸念がせめぎ合っているとみられ、原油価格も新型コロナの状況に影響を受ける状況が続きそうだ。


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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

 

 

 

 

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