原油在庫大幅減 第2波への警戒も強く 

原油在庫大幅減 第2波への警戒も強く 

原油価格やや上昇 大幅な在庫減で 

原油価格は水曜日、やや上昇。

WTI原油先物は、日本時間10時30分、前日終値より0.45ドル高い、39.72ドルとなっている。

火曜日発表のAPI米原油在庫が大幅に減少していたことが、原油価格の支えとなったとみられる。

一方で、感染第2波による需要減懸念や、リビアの油田再開が、原油価格の上値を抑えているようだ。

原油在庫大幅減 第2波への警戒も強く 

30日発表のAPI米原油在庫量は、前週比約815万バレル減と、市場予想の71万バレル減を大きく上回る減少となった。

また、ガソリン在庫は前週比約250万バレル減、中間留分在庫は同158万バレル増となった。

石油需要の回復が意識され、原油価格は上昇。30日には、一時40ドルを上回った。

一方で、米国内で新型コロナの感染者数が増加し、再び経済活動が抑制される動きが出てきている。

30日も米国の新規感染者数は4万人を超え、再び石油需要が落ち込む懸念が広がっているようだ。

リッターブッシュ・アンド・アソシエイツのジム・リッターブッシュ氏は「ガソリン需要の堅調な伸びが示されたものの、新型コロナ感染拡大が再びネガティブな材料となっている」と述べている。

また、今年1月以降、内戦の影響で原油輸出がストップしていたリビアから供給が再開される可能性が高まっているようだ。

リビアはOPEC加盟国で、2019年の産油量は日量約109万バレル。供給が再開されればOPEC+の減産の効果を損ないかねない。

新型コロナ第2波の状況とともに、減産の状況も注視しておく必要がありそうだ。


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endo

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

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